スイス:銀行の資本バッファー基準引き上げ、不動産ブーム抑制

スイス当局は、銀行が住宅ローンの 評価損に備えて保持する資本バッファーの基準を引き上げた。同国は20 年で最大の不動産ブームの中にある。

政府とスイス国立銀行(中央銀行)は、住宅ローンに関連するリス ク加重資産の2%の資本バッファーを義務付けることで合意した。従来 は1%としていた。当局が23日発表した。銀行は6月30日までに基準を 満たさなければならない。

スイス中銀のゼロ金利政策が不動産ブームにつながり、住宅価格 は1989年以来の高水準に近づいている。当時は直後に値下がりし、スイ ス経済に数年にわたる低迷をもたらした。政府は昨年2月に1%の資本 バッファーを導入。最高で2.5%まで引き上げる可能性があるとしてい る。

中銀は発表文で「住宅ローンと不動産市場の不均衡はさらに拡大し た。長期にわたる低金利と銀行のリスクテーク意欲が高止まりしている 環境の下で、追加の対応策を取らなければ不均衡がさらに拡大するリス クが相当大きい」と説明した

一方、スイス銀行協会(SBA)は、バッファー引き上げの決定に 遺憾の意を表明。「これが不動産価格をコントロールする適切な方法だ とは考えない」とコメントした。

原題:Swiss Raise Bank Capital Buffer to Rein In Real Estate Market(抜粋)

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