マダガスカルのニッケル事業が商業生産に、住商など参加-世界最大級

住友商事は23日、資本参加するマダ ガスカルでのニッケル生産事業の操業度が7割に達し、商業生産を開始 したと発表した。2015年1-3月期には操業度を9割まで高める計画 で、事業全体で同年中の黒字化を見込む。

カナダの資源会社シェリット・インターナショナルが4割を出資し て主導し、韓国鉱物資源公社(コレス)なども参加するアンバトビー・ プロジェクト。住商の出資比率は27.5%。このほど生産プラントでの鉱 石処理量が30日間平均でフル生産時の7割に到達したという。

同事業はニッケル鉱石の採掘から地金生産までを手掛ける世界最大 級の一貫プロジェクト。年間生産能力はニッケル地金で6万トンと世界 需要の約4%に相当する。住商はニッケル地金を日本と欧州を中心にス テンレスメーカーなどに販売する。

当初の操業コストは1ポンド当たり6~8ドル。操業度を9割まで 高めた際には4~6ドルまでの低下を見込む。ロンドン金属取引所 (LME)のニッケル地金(3カ月物)の価格は現在、1ポンド当た り6.7ドル程度で推移している。

住商は05年8月に同事業に参加。07年8月から建設着工し、当初 は13年初めのフル生産を目指していたが、建設期間が長引いた。13年12 月末時点のプロジェクト全体の総資金調達額は73億ドル。

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