「とんでもない辞めないで」とグロース氏-エラリアン氏辞任で

米パシフィック・インベストメ ン ト・マネジメント(PIMCO)のモハメド・エラリアン最高経営責任 者(CEO)が「充電」のために辞めたいと数週間前に最初に申し出た とき、共同創業者であるビル・グロース共同最高投資責任者(CIO) は「衝撃を受け、落胆した」という。

エラリアン氏(55)は、グロース氏の次に注目されるPIMCOの 公の顔であり、何年にもわたり午前5時に出勤した後、全国放送のテレ ビで1日中発言し、通常の勤務時間を過ぎてもメッセージを返信するな ど、PIMCOのために長い時間を費やしてきた。

運用する最大の債券ファンドが過去最悪の資金流出に見舞われる中 で、グロース氏はエラリアン氏を何とか慰留しようとした。グロース氏 は電話取材に対し、「われわれの目から見ると、彼は素晴らしい仕事を していた。簡単に言えば、われわれは『とんでもない辞めないでくれ』 と返答した」と語った。

エラリアン氏は、グロース氏(69)から「PIMCOトータル・リ ターン・ファンド」の運用を引き継ぐと考えられていたが、CEOと共 同CIOから身を引くという決意を変えることは結局なかった。同氏が 辞任するとの発表は、投資家やアナリストを仰天させた。PIMCOは グロース氏の後継に関するプランの再検討を迫られ、2人の副CIOを 新たに指名せざるを得なくなった。

グロース氏によれば、2008年に「When Markets Collide: Investment Strategies for the Age of the Global Economy:邦題= 市場の変相」を出版したエラリアン氏は、2冊目の本を執筆し、家族と より多くの時間を過ごす計画だ。同氏に電子メールと電話でコメントを 求めたが、これまでのところ返答はない。

原題:Shocked Gross Told El-Erian ‘Hell No’ Seeking to Stop Departure(抜粋)

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