ブラジル格下げの脅威は「レーダーから消えた」-開発銀行総

ブラジル国立経済社会開発銀行 (BNDES)のコウチーニョ総裁は、世界2位の新興国である同国の ソブリン格付けが引き下げられる脅威は「レーダーから消えた」との認 識を示した。

コウチーニョ総裁はスイスのダボスで開幕した世界経済フォーラム (WEF)年次総会(ダボス会議)でのインタビューで、「ブラジルの 格付けが引き下げられる理由は見当たらない。客観的な理由などない」 と述べ、「政府は安定と財政引き締めを継続することに全力を傾ける考 えを表明している」と強調した。

ブラジルの債務の悪化や低成長の兆しを理由に米格付け会社スタン ダード・アンド・プアーズ(S&P)は昨年6月にブラジルの格付け見 通しを「ネガティブ(弱含み)」と指定。米格付け会社ムーディーズ・ インベスターズ・サービスは10月に格付け見通しを「ポジティブ(強含 み)」から「ステーブル(安定的)」に引き下げていた。11月21日のブ ルームバーグ・グローバル調査では、向こう1年以内に格下げの「可能 性が高い」あるいは「確実」との回答は計39%に上っていた。

昨年後半にブラジル政府は歳入増加を目指して一部の増税を実施、 自動車の一部に対する課税を強化するなどの措置を講じた。コウチーニ ョ総裁はブラジルに対する見方が改善しており、格下げリスクは後退し たと述べた。

原題:Brazil Downgrade Threat ‘Off the Radar,’ BNDES President Says(抜粋)

--取材協力:Helder Marinho. Editors: Randall Woods, Robert Jameson

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