米国株:総じて高い、ノーフォーク決算を好感-コーチ大幅安

米株式相場は総じて高い。鉄道輸送 サービスのノーフォーク・サザンやコーチ、IBMなどの決算を眺めな がらの展開となった。

第4四半期利益が予想を上回ったノーフォークは上昇。ブラックベ リーも上げた。同社は現金調達のためカナダにある不動産の大半を売却 する計画を明らかにした。一方、コーチは大幅安。売上高がアナリスト 予想を下回った。IBMも安い。サーバー需要が低迷する中、7四半期 連続の減収となった。

S&P500種株価指数構成銘柄の騰落比率は3対2。同指数は前日 比0.1%高の1844.86で終了。一方、ダウ工業株30種平均は41.10ドル (0.3%)安の16373.34ドルで終えた。

TIAA-CREFアセット・マネジメントのグローバル投資スト ラテジスト、ダン・モリス氏は「業績が全てだ。株価の大幅高を正当化 するには業績が相場に追いつき、やや加速するのを待つ必要がある。そ れには1、2四半期かかる可能性がある」と述べた。

22日はS&P500種の中でノーザン・トラストやネットフリック ス、eベイなど25社が決算を発表。ブルームバーグがまとめたデータに よると、今シーズンの決算を発表した同指数構成銘柄86社のうち、70% で利益が予想を上回り、売上高が予想を上回ったのは65%だった。

業績予想

ブルームバーグの実施したアナリスト調査によると、構成銘柄全体 では第4四半期に1株利益が6%増、売上高は2.2%増が見込まれてい る。

5年にわたる強気相場で、S&P500種は弱気相場で付けた安値か ら170%余り上昇。バリュエーションは09年来の高水準付近に押し上げ られた。ブルームバーグがまとめたデータによると、S&P500種指数 の株価収益率(PER、予想ベース)は15.6倍と、過去5年間の平均 値14.1倍を上回っている。

ダウ平均はS&P500種とのかい離が過去およそ2年で最大になっ ている。ジョンソン・エンド・ジョンソンやIBMなどの決算が弱い内 容になったことが影響している。過去3営業日のかい離率は0.5ポイン トと、2011年10月以来の高水準。

ヌビーン・アセット・マネジメントのデービッド・チャルプニック 氏は電話インタビューで、「業績は強弱まちまちだ。国あるいは世界レ ベルで過去2年間のような低い経済成長が続くようだと、現在のバリュ エーション(株価評価)は正当化されない。経済指標が好転し、業績が それに追随する必要がある」と語った。

セクター別

S&P500種のセクター別ではエネルギーや選択的消費、工業株の 上げが目立った。一方、通信サービス株や素材株は下げた。

ノーフォークは4.8%高。ブラックベリーは8.6%上げた。

コーチは6%下落。IBMは3.3%安と、ダウ平均の構成銘柄では 最も下げた。

原題:Most U.S. Stocks Rise, Led by Norfolk Southern as Coach Tumbles(抜粋)

--取材協力:Nick Taborek、Corinne Gretler、Nikolaj Gammeltoft. Editor: Lynn Thomasson

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