ロゴフ教授:ユーロ圏経済が低調でも株価上昇は異常ではない

ハーバード大学のケネス・ロゴフ教 授は、欧州株式相場の上昇について、域内経済の強さに慎重な見方があ るものの、株価の上昇は異常ではないと指摘した。

ロゴフ教授は22日、訪問先のダボスでインタビューに応じ、欧州の 金融危機は「想像以上に悪い」と述べた上で、「これまでの他の金融危 機で株式市場では同様のパターンが見られた。少なくとも最初の数年間 はそのパターンが続いた。従ってこれは特別なことではない」と続け た。

ユーロ圏経済が過去最長のリセッション(景気後退)からの脱却に 苦戦していた中、ストックス欧州600指数は2012年に14%上昇し、昨年 は17%値上がりした。ユーロ圏は2013年第2四半期にリセッション脱し たものの、第3四半期には成長が鈍化した。ドラギ欧州中央銀行 (ECB)総裁は今月9日、ユーロ圏の成長へのリスクは引き続き下向 きだと述べた。

ロゴフ教授は「欧州はある程度安定してきた」と話し、「大成長と は言い難いが、崩壊から大きく回復している」と続けた。

さらに同教授は世界経済は好転の兆しを見せているが、金融危機か らまだ完全に抜け出せていないと指摘、「危機はいずれ終了する。完全 な回復からはまだ遠いが、おそらく抜け出し始めたところだ」と述べ た。

原題:Rogoff Says Equity Rally Not Unusual Even as Euro Area Struggles(抜粋)

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