ECBのストレステストで銀行懸念が再燃も-UBS会長

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欧州中央銀行(ECB)が今年行う 域内銀行の審査では一部の銀行が恐らく不合格となるため、銀行をめぐ る懸念が再燃する可能性があると、スイスの銀行UBSのアクセル・ウ ェーバー会長が指摘した。

同会長は22日、世界経済フォーラム(WEF)年次総会でのパネル 討論会で、ストレステストが「銀行についての懸念を一部で再燃させる 可能性があり、ひいては国がそれらの銀行に新たな資本を注入しなけれ ばならなくなるリスクを再浮上させる恐れがある」と語った。「現時点 で市場が、少なくとも疑いのある銀行に対しては、十分な資本を供給す るとは思わない」と付け加えた。

ECBはユーロ圏の銀行の監督責任を担う前に銀行の審査を実施す る。ウェーバー氏は「それが試験であることをECBは明白にしてい る。全員が合格する試験は信頼性のあるものとは見なされない」と語っ た。

また、欧州に残っているリスクを金融市場は現在無視しているとも 指摘。欧州の景気回復は「精彩を欠き」、域内の各国で「一律でない」 と述べた。「金融市場のムードは改善したかもしれないが、欧州の大半 の国で経済状況は今年中には改善しないだろう。リスクがまた戻ってく る可能性はある」と語った。

原題:UBS’s Weber Says ECB Test May Reignite Concerns About Banks(抜粋)

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