英失業率:9-11月は7.1%に低下-ガイダンス目標に近付く

英国の昨年9-11月の失業率はエコ ノミスト予想以上に改善し、ほぼ5年ぶりの低水準となった。イングラ ンド銀行(英中央銀行)がフォワードガイダンス(時間軸政策)で利上 げ検討の目安とする7%に近付いた。

英政府統計局(ONS)が22日発表した国際労働機関(ILO)基 準の9-11月の失業率は7.1%と、8-10月の7.4%を下回った。ブルー ムバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト33人の調査中央値で は7.3%が見込まれていた。

同時に発表された失業保険申請ベースの2013年12月の失業者数は前 月比2万4000人減と、減少幅はエコノミスト予想より小さかった。

失業率の大幅低下を受け、カーニー英中銀総裁にガイダンス見直し を迫る圧力は増しそうだ。同ガイダンスでは、失業率が7%に下がれば 金融政策委員会(MPC)が利上げを検討することになっている。中銀 は2月12日に四半期物価報告を公表する際、ガイダンスを修正するとエ コノミストらはみている。

INGバンク(ロンドン)のエコノミスト、ジェームズ・ナイトリ ー氏は、失業率が「7%の目安を向こう1、2カ月で突破する可能性が あるのは明らか」とし、「2014年中に利上げが実施される確率は高まっ ている。英国が欧州中央銀行や米連邦準備制度の前に利上げに踏み切る 公算は大きい」と語った。

英中銀がこの日公表した1月のMPC会合の議事録によれば、政策 委員らは失業率が7%の目安水準に従来想定よりも「かなり早く」達す ると予想した上で、直ちに利上げする必要はないとの認識を示した。

ポンドはドルに対し統計発表後に上昇。ロンドン時間午前9時54分 (日本時間午後6時54分)現在は前日比0.4%高の1ポンド=1.6539ド ルでの取引。英10年債利回りは6ベーシスポイント(bp、1bp =0.01%)上昇し2.9%となった。

原題:U.K. Unemployment Drops to 7.1% as BOE Threshold Looms (2) (抜粋)

--取材協力:Mark Evans、Harumi Ichikura. Editor: Andrew Atkinson

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