三菱自:公募増資の手取り概算は最大2571億円-1株1120円に

約17年ぶりの復配を目指す三菱自動 車は、公募価格を1株1120円に決定したと発表した。公募増資による手 取り概算額は最大で約2571億円となる。

22日終値の三菱自の株価1167円に対し、今回の決定価格1120円は約 4%のディスカウントとなる。調達資金は、3月末までに最大2100億円 をめどに優先株を取得する資金に充当し、残額は名古屋製作所や水島製 作所(岡山県倉敷市)で製造する新型車関連の設備投資資金の一部に充 てる。

三菱自では経営悪化の際に優先株を発行しており、普通株に優先し て配当するため、その処理が復配に向けた課題だった。昨年11月に新中 期経営計画や資本再構築プランを発表、昨年末の臨時株主総会で新株発 行のための授権枠拡大や優先株の全量処理に向けた諸手続きなどの議案 を可決した。三菱自は1997年度の中間配当を最後に無配を続けている。

経営が悪化したのはリコール問題などを受けたもの。2003年度から は3年連続の大幅赤字となり、04-06年に総額6000億円規模の各種優先 株を発行、グループ企業が中心に引き受けた。その優先株は3800億円程 度が残っており、三菱重工業や三菱商事、三菱東京UFJ銀行などが保 有している。

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