ゲイツ会長:フルタイム慈善活動に-次期CEO候補に配慮か

米マイクロソフトのビル・ゲイツ会 長は、残りの人生は慈善活動をフルタイムの仕事とし、同社の取締役会 メンバーとしてはパートタイム勤務で貢献していく意向を明らかにし た。

ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで21日語った。マイ クロソフトは年内に退くスティーブ・バルマー最高経営責任者 (CEO)の後任探しを進めているが、ゲイツ会長は人選が大詰めを迎 えているかどうかについては明言しなかった。

昨年8月にバルマーCEOが1年以内に退任すると表明したことを 受け、同社取締役会は後任探しを開始した。パルマーCEOは2000年か ら現職。ゲイツ会長は「高度な技術力を持った組織を率い、トップクラ スの技術力を持つ人材と共に働くことができる能力」を備えた人物を選 ぶことが必要との考えを強調している。特別委員会を率いて後任探しを 指揮する同社社外取締役ジョン・トンプソン氏は、取締役会は今年の早 い段階で決定する計画だとしている。

次期CEOが誰であれ、主要なソフトウエア事業が低迷する同社の 立て直しを迫られることになる。また、合わせて約8%の株式を保有す る株主でもあるゲイツ会長とバルマーCEOが取締役会に存在すること で、次期CEO候補の間では職務遂行に当たり独立性が十分に保てない のではないかとの懸念があると、事情に詳しい関係者は指摘している。

この日のゲイツ会長のコメントはこうした懸念を踏まえたものだ と、ロバート・W・ベアードのアナリスト、スティーブ・アシュレー氏 はみている。「語られたことの一つは、ゲイツ会長からの圧迫を感じる だろうか、次期CEOはどれくらいの自由を得るのだろうかということ だ」と同氏は語った。

ゲイツ会長は「慈善団体ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団が私 の人生の一番大きな部分を占めており、取締役メンバーとしての勤務は パートタイムの位置付けだ。残りの人生は財団がフルタイムの仕事とな る。そのことは変わることはない」と語った。

原題:Gates to Devote Rest of Life to Full-Time Philanthropy Work (1)(抜粋)

--取材協力:Aaron Ricadela. Editors: Reed Stevenson, Cecile Daurat

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