「格下げの責任取らせる」とガイトナー氏-マグロウ会長に警告

ガイトナー前財務長官が2011年8月 の段階で、格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が米 国債を最上級の「AAA」から格下げしたことへの政府の反応を覚悟す るよう米マグロウヒル・ファイナンシャルのハロルド・マグロウ会長に 伝えていたことが明らかになった。

住宅ローン担保証券(RMBS)の信用リスクを承知しながら格付 けに反映させなかった行為が詐欺に当たるとして、米当局は昨年、S& Pと親会社のマグロウヒルを民事提訴した。マグロウヒル側は、訴訟が 2年前の格下げへの報復だと反論し、カリフォルニア州サンタアナの連 邦地裁に対し、マグロウヒルの主張を裏付ける証拠の提出を米政府に命 じるよう求めた。

マグロウ会長(65)が裁判所に20日提出した陳述書によれば、S& Pだけが米国債の最上級格付けを剥奪した直後の11年8月8日、ガイト ナー前財務長官は同会長への電話で、S&Pは格下げの責任を取ること になると語った。S&Pが誤った判断に基づいて格下げを決めたと米政 府当局は主張している。

陳述書によると、ガイトナー氏は「S&Pの行為はじっくりと検証 されることになる。政府からの反応なしには済まされないだろう」とマ グロウ会長に警告したという。

原題:Geithner Told McGraw U.S. Would Respond to Downgrade (1) (抜粋)

--取材協力:Joe Schneider. Editors: Michael Hytha, Anthony Aarons

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