豪州:10-12月CPI、予想上回る伸び-追加利下げ観測後退

オーストラリアの昨年10-12月(第 4四半期)のインフレ率は、豪準備銀行(中央銀行)が掲げる目標レン ジの中央値を上回る予想外の数字となった。政策担当者にとって、追加 利下げの余地が狭まる格好となる。

豪統計局が22日発表した10-12月の消費者物価指数(CPI)で、 コアインフレを示すトリム平均は前年同期比2.6%上昇。エコノミス ト23人の予想中央値は2.3%上昇だった。全体のCPIは2.7%の上昇。 エコノミスト予想では2.4%が見込まれていた。豪中銀は平均2-3% のインフレ率を目標としている。

トリム平均は前期と比べて0.9%上昇(市場予想は0.6%上昇)。全 体のCPIの前期比上昇率は0.8%(市場予想0.4%)。

今回の統計を受けて、投資家の間では豪中銀が政策金利を過去最低 の2.5%からさらに引き下げるとの観測が後退した。鉱業投資ブームが 頭打ちとなる中、豪中銀は2011年終盤以降に計2.25ポイントの利下げを 実施。豪ドルは10-12月に対米ドルで4.3%下落し、主要10通貨のうち 円に次ぐ大幅な下げとなった。

豪中銀の元エコノミストで、現在はHSBCホールディングスの豪 州担当チーフエコノミストを務めるポール・ブロクサム氏(シドニー在 勤)は「市場と豪中銀の両方にとって上向きの大きなサプライズとなっ た」と指摘。「豪ドル高に伴うインフレ抑制効果がついに薄れ始めた様 子が反映されているようだ。インフレは底入れしたように見え、われわ れは引き続き豪中銀が追加利下げを行わないと考えている」と述べた。

トレーダーらは6月までに利下げが行われる確率を約20%とみてい る。この確率は前日時点では40%を上回っていた。

原題:Australia Inflation Accelerates Above RBA Midpoint; Aussie Gains(抜粋)

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