サード・ポイントがTモバイル株取得-買収の可能性を想定

物言う株主として知られる米資産家 ダニエル・ローブ氏が創業したヘッジファンド運用会社サード・ポイン トは、TモバイルUSがスプリントかディッシュ・ネットワークに買収 される可能性があると予想し、Tモバイルの株式を取得した。

21日に公表した投資家宛ての書簡によると、サード・ポイントは昨 年11月の公募増資でTモバイルの株式を1株25ドルで購入した。同社を めぐる買収観測や業績の改善、同業他社と比べた相対評価に投資妙味が あると考えた。

サード・ポイントはスプリントを傘下に置くソフトバンクにも投資 しており、ローブ氏はTモバイル株取得によって、買収する可能性があ る側とされる側の両方の株式を保有することになった。スプリントとT モバイルの事業統合は、反トラスト法(独占禁止法)上のハードルに直 面する恐れがあるが、ベライゾン・ワイヤレスやAT&Tに対抗できる より強力なライバルが誕生するとローブ氏は指摘する。

サード・ポイントの最高経営責任者(CEO)を務めるローブ氏は 「スプリントとTモバイルの統合が実現すれば、携帯サービス業界の2 大プレーヤーによる長年の市場シェア、利益シェアの独占に対抗できる 真の勢力が生まれる」と主張。ソフトバンクがスプリントとTモバイル の事業を統合すれば、新会社は200億-300億ドル(約2兆850億-3 兆1300億円)のコストを節減できるというアナリストのデータも引用し た。

原題:Loeb’s Third Point Buys T-Mobile in Bet on Possible Merger (1)(抜粋)

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