UBS:レバレッジレシオ重視は安定脅かす-ダボスで報告

スイス最大の銀行UBSは銀行の資 本規制について、リスクに基づく自己資本比率からレバレッジレシオに 重点を移すことは金融の安定を脅かす恐れがあるとみている。

UBSは世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)に 向けて準備したリポートで、「規制の手段としてレバレッジレシオを過 度に重視することを警戒する」とし、レバレッジレシオ重視は「金融機 関による一段のレバレッジ解消を促し、金融安定へのリスクとなり得 る」と論じた。リポートはブルームバーグ・ニュースに開示された。

米英スイスの一部当局は、銀行が資産を自ら評価してリスクウエー トを定める制度に代わるものとして、総資産に対する自己資本の比率で あるレバレッジレシオの重要性を指摘している。

UBSのリポートによれば、レバレッジレシオを資本水準の主要な 指標とすることは、リターン拡大を目指す銀行にリスクが高めの資産の 保有を促すことになる。一段の資産圧縮と資本調達にもつながり、融資 を抑制し景気回復を阻害する要因になり得るとUBSは分析。ただ、レ バレッジレシオをリスクに基づく方法の補完として利用することは有用 だとも付け加えた。

原題:UBS Tells Davos Leverage Ratio Over-Reliance Threatens Stability(抜粋)

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