NY外為:ドルが4カ月ぶり高値から下落、米債利回りに反応

ニューヨークの外国為替市場ではド ルが伸び悩む展開。ドル指数は4カ月ぶり高値から下げた。米連邦公開 市場委員会(FOMC)の会合を来週に控えて、米国債利回りが朝方の 上昇から、一転して約6週間ぶりの低水準に落ちたことが背景。

ドル指数は一時9月以来の高水準をつけた。今週発表される製造業 統計は拡大ペースの加速が見込まれており、中古住宅販売も良好な結果 が予想されている。円は1週間ぶりの安値。日本銀行は2日間の日程で 金融政策決定会合を開催。消費税率引き上げに伴う影響を抑えるために 緩和策を拡大するとの見方がある。

RBSセキュリティーズの為替ストラテジスト、ブライアン・デン ジャーフィールド氏は「10年債利回りが若干下げているのが、ドルが昨 夜からの勢いを失った背景だ」と述べ、「ドルは全般的に金利市場に追 随する」と続けた。

ニューヨーク時間午後5時現在、ブルームバーグ・ドル・スポット 指数は0.1%上昇して1034.16。一時は9月6日以来高水準とな る1037.75をつけた。

ドルは対円で0.1%高の1ドル=104円30銭。対ユーロでは1ユーロ =1.3561ドル。ユーロは対円では0.2%上昇して1ユーロ=141円43銭。

米10年債利回りは2.83%。一時は2.87%をつけた。

カナダ・ドル下落

カナダ・ドルは対米ドルで下落。一時は約4年ぶりに1米ドル =1.10加ドルに達した。カナダ中銀が金融緩和策を継続する兆候が材料 となった。

米銀が決済機関デポジトリー・トラスト・アンド・クリアリング (DTCC)へ提出したデータをブルームバーグがまとめたところによ ると、この日の外為オプションの店頭取引は710億ドルと、前日の390億 ドルから拡大した。対カナダ・ドルでのドルのオプション出来高は150 億ドルで、シェアは21%と最大だった。

FOMCは今月28-29日に会合を開く。前回の12月17-18日に開催 した定例会合では債券購入額を月850億ドルから750億ドルに今月から縮 小する方針を示した。

ブルームバーグが今月10日に実施したエコノミスト調査によると、 米金融当局は毎回の会合で100億ドルずつ減額を決定し、年内に債券購 入策を終了すると予想されている。

マークイット・エコノミクスが発表する1月の米製造業景気指数 は55と、前月の54.4からの上昇が見込まれている。同指数は50が活動拡 大・縮小の分かれ目。

円は下げを埋める

円は対ドルで一時の下げを埋めた。甘利明経済再生相が今日の時点 でデフレ脱却したと言えるが戻るリスクあると述べたことに反応した。

エコノミストを対象にブルームバーグ・ニュースが行った調査で、 全員が21、22日の金融政策決定会合で政策の現状維持が決まると予想し た。追加緩和の予想時期としては、消費税率引き上げ後の4-6月が12 人(33%)と依然として最多の回答となった。

先進10カ国の通貨で構成されるブルームバーグ相関加重通貨指数に よると、円は年初から2.2%上昇。ドルは1.1%高。一方、ユーロ は0.4%下げた。

原題:Dollar Drops From a 4-Month High as Treasury Yields Pare Gains(抜粋)

--取材協力:Anchalee Worrachate. Editors: Kenneth Pringle, Greg Storey

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