ゴールドマン元幹部3人が日本ファンド、投資家募集へ-関係者

米ゴールドマン・サックス・グルー プの元マネジングディレクター3人が創業したゴルビス・インベストメ ントは、今月一部で運用を開始した日本に重点を置くマルチストラテジ ー・ヘッジファンドで、1-3月期に投資家を募集する計画だ。事情に 詳しい関係者2人が明らかにした。

情報が非公開であることを理由に同関係者らが匿名で語ったところ によれば、このファンドは「ゴルビス・アジア・オポチュニティーズ・ ファンド」。現在は創業パートナーや従業員の資金を運用している。今 月最初の2週間のリターンは約2%だったという。ゴルビスの事業開発 責任者ライアン・コリンズ氏は、非開示情報だとして同ファンドに関す るコメントを控えている。ゴルビスの本拠はシンガポール。

調査会社ユーリカヘッジによると、日本に投資するヘッジファンド のリターンは昨年28%と、他地域を対象とするファンドの運用成績を上 回った。

クレディ・スイス・グループでアジア太平洋地域のプライムサービ ス事業を統括するマット・ペコット氏(香港在勤)は「円取引で簡単に 稼げる局面は終わった」と指摘。投資家は日本市場での銘柄選択に関し て深い経験を備えた運用者に投資資金を委託するようになるだろうとの 見方を示した。

同関係者によれば、ゴルビスの従業員数は12人。うち5人は東京で 企業調査を手掛けているという。最高投資責任者(CIO)は後藤田公 仁氏、シニアファンドマネジャーは笠間貴之氏、最高執行責任者 (COO)は星野泰一氏。

ゴールドマンでの経験

事情に詳しい関係者が昨年8月に語ったところによると、後藤田氏 はゴールドマンでアジアの転換社債トレーディング責任者を務め、同年 7月に退社。日本のクレジット・トレーディング共同責任者だった笠間 氏は6月に同社を離れた。星野氏はマネジングディレクターとしてファ ンド組成などを担当していた。

この関係者によれば、ゴルビスのファンドはあらゆる資産クラスを 運用対象としており、当初は日本に重点を置く。

円は昨年、対ドルで18%下落し、日本の輸出企業の国際競争力強化 に寄与した。日経平均株価は同年57%上昇し、41年ぶりの大幅高を記録 した。

原題:Goldman Sachs Alumni Said to Open Japan Hedge Fund by March (1)(抜粋)

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