S&P500種予想、10年ぶり低水準-CEOが弱気な利益見通し

米国株のストラテジストはこの約10 年間で最も悲観的な見通しを示しているが、投資家がその理由を知りた いなら、最高経営責任者(CEO)の発言を調べさえすればよい。

ブルームバーグがまとめたデータによれば、1月時点で業績がアナ リスト予想を上回るとの見通しを示した企業と、下回るとの見方を示し た企業の比率は1対2.5。下回るとした企業の比率は、2009年3月に株 価上昇局面が始まってから最も高くなった。アナリストはS&P500種 株価指数の構成企業について14年に8.8%増益を見込んでいるものの、 これは1年前の時点での13年についての予想とほぼ同水準。データによ ると、結局13年の増益率は同予想の半分程度にとどまった。

ドイツ銀行のデービッド・ビアンコ氏やバークレイズのバリー・ナ ップ氏らは14年に株高の勢いが弱まると予想しており、その理由として 企業利益の伸び鈍化を挙げている。S&P500種は昨年30%上昇したも のの、企業利益の伸びは08年以来の低水準まで鈍化した。ベスト・バイ やルルレモン・アスレティカ、ベッド・バス・アンド・ビヨンドの各社 は、昨年12月の業績が低調にとどまったため、すでに利益見通しを引き 下げている。

シークエント・アセット・マネジメント(ヒューストン)のティ ム・ハーゼル最高投資責任者(CIO)は電話インタビューで、「ホリ デーシーズンの売り上げはそれほど好調でなかったと言われており、今 後は軟調な展開が予想される」と指摘した。

ブルームバーグの集計によると、ウォール街のストラテジスト21人 はS&P500種が今年は5.8%上昇し1956を付けると予想(平均)。スト ラテジストが2.8%上昇を予測した05年以降で最も悲観的な見通しとな った。

原題:CEO Earnings Skepticism Backs Weakest S&P 500 Forecast in Decade(抜粋)

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