ブラジル大統領、ダボス会議に初出席へ-信頼回復目指す

ブラジルのルセフ大統領は2年前、 世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)への出席を拒ん だ。WEFに対抗するために創設された世界社会フォーラム(WSF) への参加とキューバ訪問のためだ。しかし、今週開かれるダボス会議で は前面に出る。

ブラジル中央銀行の総裁を2度務めたグスタボ・ロヨラ氏は大統領 の態度の急変について、財政悪化と成長鈍化で落ち込んでいる信頼感を 取り戻す必要性に迫られたためだと指摘。公的債務の拡大と通貨レアル の下落、貿易収支の悪化、財政の信頼性に対する懸念が浮上する中で、 大統領は世界のビジネス界を安心させなければならないと述べた。

現在はコンサルタント会社テンデンシアス・コンスルトリア・イン テグラーダのパートナーであるロヨラ氏は電話取材に対し、「ルセフ大 統領は対話によって投資家を落ち着かせる場としてダボス会議を利用し たい考えだ」と説明。「失望させられ懐疑的になっている投資家にブラ ジルを売り込むことになる」と語った。

ダボス会議にはマンテガ財務相やトンビニ中銀総裁、ブラジル国立 経済社会開発銀行(BNDES)のコウチーニョ総裁なども同行。ルセ フ大統領は24日に基調講演する。ブラジルの大統領が同会議に出席する のは2007年以来。

ただ、聴衆は厳しい目を向けるかもしれない。昨年11月に実施され た「ブルームバーグ・グローバル・ポール」では、ブラジル経済が悪化 しているとの回答は43%に上り、ルセフ大統領の政策に悲観的と答えた 人の割合は51%だった。

原題:Rousseff Debuts at Davos to Reassure Investors She Once Rejected(抜粋)

--取材協力:Arnaldo Galvao、Juan Pablo Spinetto、Tariq Panja. Editors: Harry Maurer, Randall Woods

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