【個別銘柄】商船三井やアステラ薬高い、メルコH急伸、ヤマダ電下げ

きょうの日本株市場で、株価変動材 料があった銘柄の終値は以下の通り。

商船三井(9104):前日比2.8%高の471円。野村証券が20日付で、 投資判断を「中立」から「買い」に、目標株価を500円から580円に引き 上げた。業績の下振れ要因だったタンカー市況やコンテナ船南北航路の 運賃が下げ止まっており、来期以降は高い経常増益率が続くと指 摘。2015年3月期の連結経常利益予想を678億円から692億円、再来期 を744億円から845億円に増額した。

アステラス製薬(4503):1.7%高の6210円。クレディ・スイス証 券が20日付で、目標株価を6600円から6900円に引き上げた。投資判断は 「アウトパフォーム」を継続。17日に国内初のSGLT-2阻害薬/糖尿病治 療薬「スーグラ」の承認を取得し、4月薬価収載後の発売の見通しが立 った、と指摘した。スーグラと前立腺がん治療薬「エクスタンディ」の 売り上げ予想を引き上げ、15年3月期の営業利益予想予想を2060億円か ら2090億円に、再来期を2520億円から2570億円に増額した。

東急不動産ホールディングス(3289):2.8%高の943円。三菱 UFJモルガン・スタンレー証券が20日付で、投資判断「アウトパフォ ーム」、目標株価1180円で調査を開始した。14年3月期は上期決算後も 足元は仲介が好調に推移しており、増資効果による台場、神宮前の物件 取得などで会社計画を上回ると予想。14年3月期の営業利益予想は630 億円(会社計画600億円)、来期は700億円、再来期は770億円を見込 む。

楽天(4755):1.2%高の1800円。みずほ証券が20日付で、目標株 価を1500円から2200円に引き上げた。投資判断は「買い」を継続。電子 書籍「kobo」や海外ECなどのインターネットサービスその他の営業赤 字は14年12月期に縮小が見込まれ、その改善度が注目されるだろうと予 想。来期の営業利益予想を1450億円から1480億円に増額。楽天市場の成 長率を高め、電子書籍「kobo」などの収益改善を反映させた。

帝人(3401):1.2%高の250円。14年3月で愛媛県松山市でのポリ エステルの原料となるパラキシレン生産工程を停止する、と20日に発表 した。需給バランスの失調により採算性が悪化し、将来的にも改善が見 込めないと判断。生産設備の減損損失約10億円を特損に計上した。一 方、次年度以降は年間約13億円の固定費削減効果見込む。

メルコホールディングス(6676):13%高の1792円。14年3月期の 連結営業利益は従来予想を7億円上回り、前期比54%増の26億円になる 見通し、と20日発表した。消費増税前の駆け込み需要や販売価格の適正 化、経費削減が利益を押し上げる。同社はPC周辺機器を手掛ける。

アルプス電気(6770):7.7%高の1294円。ゴールドマン・サック ス証券が20日付で、投資判断を「中立」から「買い」に、目標株価 を970円から1430円に引き上げた。中国でのスマートフォン向けVCM (ボイスコイルモーター)と車載向け部品の強さを再評価。今期営業利 益予想を250億円から255億円に、来期を315億円から360億円、再来期 を345億円から400億円に増額した。

ヤマダ電機(9831):3.7%安の368円。JPモルガン証券が20日付 で、投資判断を「中立」から「アンダーウエート」に引き下げた。順調 な粗利益改善を前提とした同証利益予想でも、会社計画や市場予想を下 回る見込みと説明。ROIC(投下資本利益率)3%台前半と試算さ れ、中長期的に株主価値を創造できない状態が続くと懸念を示す。14年 3月期の営業利益予想を238億円から248億円(会社計画274億円)、来 期を285億円から260億円にそれぞれ変更。

日本ケミコン(6997):7.3%安の405円。ゴールドマン・サックス 証券が20日付で、投資判断を「中立」から「売り」に、目標株価を420 円から340円に引き下げた。アルミ電解コンデンサの価格環境悪化と産 業機器向けの回復遅れは想定以上、と指摘し、今期営業利益予想を57億 円から52億円、来期を72億円から63億円、再来期を85億円から66億円に 減額した。

津田駒工業(6217):1.6%高の197円。14年11月期の連結営業損益 は9億円黒字(前期実績は5億1200万円の赤字)に浮上する見通し、 と20日発表した。業務の効率化とコスト削減の進展が寄与する。同社は 繊維機械を手掛ける。

三洋化成工業(4471):8.3%高の796円。クレディ・スイス証券 が、紙おむつ需要拡大の恩恵を受ける化学メーカー、と20日付リポート で述べ、同社の投資判断を「アウトパフォーム」、目標株価1010円で調 査を開始した。世界で唯一、高吸水性樹脂(SAP)の2製法を手掛けて おり、このSAPの中期的な収益拡大を株価は織り込んでいないと指 摘。営業利益予想は、今期が90億円(会社計画74億円)、来期が105億 円、再来期が130億円としている。

全国保証(7164):4.1%高の4590円。2月28日時点の株主を対象 に1株を2株に株式分割する、と20日に発表した。株式の流動性向上と 投資家層の拡大が狙いとしている。同社は住宅ローン向けを中心に、信 用保証業務を手掛ける独立系の保証会社。

メディアドゥ(3678):3.6%高の1万5000円。2月28日の株主を 対象に1株を2株に株式分割する、と20日に発表した。流動性の向上と 投資家層の拡大を図る。同社は電子書籍の取次が主力。

滝沢鉄工所(6121):14%高の191円。同社が供給する新型複合旋 盤の部品をロシアのKEMP社が組み立て、TAKISAWA-KEMPブランドとして 同国内で販売する、と20日発表した。今後の収益寄与を期待した買いが 膨らんだ。生産期間は14年から18年までの5年間で、売上総額は80億円 程度を見込む。

インテリックス(8940):5.1%安の1272円。85万株の公募増資 と、需給に応じオーバーアロットメントによる売り出しに伴う第三者割 当増資20万株を実施すると20日発表した。発行済み株式数は最大で14% 増えることから、1株利益の希薄化や株式需給の悪化を警戒した売りに 押された。同社は、首都圏中心に中古マンションの再生販売を手掛け る。

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