中国の短期金利が低下-人民銀が4.4兆円を供給、融資制度拡充

中国の短期金融市場で21日、指標金 利が低下した。春節(旧正月)の資金需要を満たすため、中国人民銀行 (中央銀行)が2550億元(約4兆4000億円)余りを金融システムに供給 し、融資ファシリティーを拡充した。

銀行間資金の取引センターNIFCによると、7日物レポ金利は毎 営業日のフィクシングで前日比88ベーシスポイント(bp、1bp =0.01%)低下の5.44%。20日は153bp上昇と、7カ月ぶりの大きな 上昇率となっていた。

人民銀は常設の融資ファシリティー(SLF)を通じて20日に大手 商業銀行向けに流動性を供給し、21日に2550億元規模のリバースレポを 実施した。人民銀はまた、10の地域の中小行を対象に春節休暇前の SLFの試験利用を認める。

海通国際証券の胡一帆チーフエコノミスト(香港在勤)は「人民銀 は銀行のストレステスト(健全性審査)実施を望んでいたとしても、シ ステミックリスクが許されないことを分かっている」と指摘。「市場が 依然として脆弱(ぜいじゃく)なのは明らかで、人民銀は少なくとも春 節前は流動性不足を緩和するため資金供給を行う必要がある」と述べ た。

人民銀は21日、21日物リバースレポで1800億元を金融システムに供 給したことをウェブサイトで明らかにした。利回りは4.7%。ブルーム バーグのデータによれば、21日物は2005年以来となる。このほか7日物 リバースレポで750億元も供給。利回りは4.1%で、昨年12月24日の前回 入札時と同水準だった。

恒豊銀行の程慶生アナリスト(上海在勤)は「供給額は予想以上だ った。市場では1000億-2000億元が見込まれていた」とした上で、「人 民銀がその中立から引き締めの姿勢を転換したとは言い難い。SLF拡 充は金融のシステミックリスクを防ぐのが目的であった可能性がある」 と述べた。

原題:China Money Rate Drops as PBOC Cash Injections Spur Stocks Rally(抜粋)

--Helen Sun、Fion Li, 取材協力:Xin Zhou、Weiyi Lim. Editors: James Regan, John Liu

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