ダボス会議、JPモルガンCEOは表舞台避ける-信頼が議題に

昨年の世界経済フォーラム (WEF)年次総会(ダボス会議)で、バンカーに対する非難はまだま だ続くと述べた米銀JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最 高経営責任者(CEO)の見方は正しかった。

JPモルガンは過去1年間に制裁金や訴訟和解金として230億ドル (約2兆4000億円)余りの支払いに同意した。ダイモンCEOは昨年、 1時間にわたる公開討論の席上、金融危機を招いた原因だとされた銀行 業界を弁護し、監督当局が「あまりに多くのことを性急に行おうとして いる」と訴えた。同CEOは今年もダボス会議に出席するものの、公開 討論会などの場に出る予定はない。記録的な訴訟費用や新たな不正疑 惑、減益に悩まされる欧米金融機関の首脳も同会議に参加する。

今年のダボス会議では「信頼」が、「市場の安全性」とともに議題 に上る。金融機関は危機再発防止を目指した規制強化や制裁で昨年痛手 を受けており、今後も利益への悪影響が見込まれる。ドイツ銀行のアン シュー・ジェイン共同CEOは同会議で欧州の銀行再建について話す。

24日にはデービーズ元イングランド銀行副総裁の司会で、金融への 信頼回復をテーマにしたセッションが開かれる予定。クレディ・スイ ス・グループのウルス・ローナー会長やメキシコ3位の銀行、グルポ・ フィナンシエロ・バノルテのギレルモ・オルティス会長が参加する。

22日には世界の金融見通しに関するパネル討論会が予定されてお り、スタンダードチャータードのピーター・サンズCEOやバンク・オ ブ・アメリカのブライアン・モイニハンCEOらが参加する。

原題:Dimon Avoiding Davos Limelight as Record Fines Impede Bank Trust(抜粋)

--取材協力:Jesse Westbrook、Nicholas Comfort. Editors: Robert Friedman, Edward Evans

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