タイ陸軍司令官、冷静な対応呼びかけ-デモ拠点の爆発事件で

タイのプラユット陸軍司令官は首都 バンコクで発生した反政府デモの拠点での爆破事件で約70人が負傷して いることを受け、国民に対して冷静になるよう呼びかけた。政府は2010 年以来となる非常事態の宣言を検討している。

バンコクの救急医療センターによると、19日に少なくとも2発の手 りゅう弾がバンコク中心部のデモ拠点で爆発し、28人が負傷。17日も反 政府デモ隊に手りゅう弾が投げ込まれて1人が死亡、40人が負傷した。

プラユット司令官は20日、「暴力を扇動する人々は、人命の損失が 憎しみを生むことを理解しなければならない」と指摘。「こうした状況 を受けて国民が政府当局者に対する信頼を失い、軍の介入を引き出そう とすることを懸念している」と述べた。

タイの国債保証コストは12年6月以来の高水準に上昇。タイ株の指 標であるSET指数は20日に前週末比0.4%下落し、反政府デモが始ま った昨年10月末以降で約10%下げている。通貨バーツは同期間に5%近 く値下がりしている。

インラック首相は暴力行為に対処するため、非常事態の宣言を検討 していることを明らかにした。宣言が行われると、参加者が5人を上回 る集会が禁止されるほか、令状なしでの身柄拘束や兵士の訴追免責が認 められる。

原題:Thai Army Chief Calls for Calm as Security Bolstered in Bangkok(抜粋)

--取材協力:Anuchit Nguyen. Editors: Tony Jordan, Dick Schumacher

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