気候変動は農業に深刻な被害及ぼす、影響の認識不十分-世銀

気候変動は農業に深刻な被害を及ぼ す見通しで、政策立案者や研究者らは食料供給への影響の重大さを十分 に認識していないとの見方を、世界銀行が示した。

世銀の気候変動担当のレイチェル・カイト副総裁は先週末、ベルリ ンで開かれた農相会合で、地球の気温は「あなた方が生きている間に」 セ氏2度上昇し、一部の地域では農業の継続が困難になるとの見通しを 示した。

中国は2010年に少なくとも50年ぶりの寒波に見舞われ、ドイツのロ イトリンゲンでは昨年7月にあられを伴う暴風雨が発生するなど、既に 食料価格への影響が出始めている。ブルームバーグが集計したデータに よると、過去3年間で最も価格変動が大きかった商品8品目の中にオレ ンジ果汁やトウモロコシ、小麦、大豆ミール、砂糖が含まれている。変 動率が最も大きかったのは天然ガスだった。

カイト氏は「重大な影響と被害が既に出始めている」と指摘。「緩 やかでわずかな気温上昇ではない。地球温暖化は変動的であり、予測不 可能な影響を及ぼすだろう」と述べた。

原題:Climate Proofing of Farms Seen Too Slow as Industry Faces Havoc(抜粋)

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