労働力減少で成長の原動力奪われる中国、生産性向上が急務

中国では生産年齢人口が2年連続で 減少し、過去30年間にわたる成長の原動力が奪われつつある。

昨年11月に1990年代以降で最も幅広い政策転換を発表した習近平国 家主席と李克強首相は、労働力の減少に直面している。国連の試算によ ると、2025年までの10年間に労働力は合計で3000万人近く減少する見通 し。中国国家統計局の20日の発表によれば、16歳から59歳までの生産年 齢人口は13年に244万人減少した。

こうした人口動態の問題を受け、習主席と李首相は一人っ子政策緩 和などの計画以外にも成長の源泉を探すことが一層求められる。中国指 導部はまた、与信ブームの抑制に伴う逆風に加え、高利回りの信託投資 商品で同国初のデフォルト(債務不履行)の可能性にも直面している。

ロンバード・ストリート・リサーチの香港在勤エコノミスト、フラ イヤ・ビーミッシュ氏は「労働力の減少で、経済成長を生み出す上で全 てがより難しくなる」と指摘。「生産に携わる人々が減るため、生産性 向上の必要性が高まる。中国が生産性向上につながり得る分野に資本を 振り向ける方法を見いだすことが一段と急務になる」と付け加えた。

20日発表された政府統計によると、中国の昨年10-12月(第4四半 期)の経済成長率は7.7%と、ブルームバーグが集計したアナリスト予 想中央値を上回った一方、12月の工業生産や都市部固定資産投資は伸び が鈍化した。昨年7-9月(第3四半期)の経済成長率は7.8%だっ た。

原題:China Workforce Slide Robs Xi of Growth Engine Amid Slowdown(抜粋)

--Kevin Hamlin, 取材協力:Nerys Avery、Xiaoqing Pi、Xin Zhou、Benjamin Haas、Ailing Tan. Editors: Scott Lanman, Nerys Avery

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE