アジア・太平洋株式サマリー:香港、中国株が下落-印株は反発

アジア・オセアニア各株式市場の動 きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式相場は下落。ハンセン指数が4営業日ぶりに反落した。中 国国家統計局が20日発表した昨年10-12月(第4四半期)の国内総生産 (GDP)は、成長の鈍化を示した。

中国最大の銀行、中国工商銀行(1398 HK)は2.1%安。香港の不動 産会社、恒盛地産(845 HK)は過去最大の下げを記録。張志熔前会長に よる上場廃止計画を株主が拒否したことが嫌気された。一方、金生産で 中国2位の招金鉱業(1818 HK)は、金相場が約6週間ぶりの高水準に 上昇したのを背景に4%高。

ハンセン指数は前週末比204.40ポイント(0.9%)安の22928.95で 取引を終了した。ハンセン中国企業株(H株)指数は同1.3%安 の10040.16。

第一上海証券のストラテジスト、ライナス・イップ氏は、「GDP 統計は許容できる内容で、ここ数年改革が行われているため市場の予想 に沿っていた」と述べた。昨年10-12月期の中国GDPは前年同期 比7.7%増と、7-9月(第3四半期)の7.8%増から伸びが鈍化。ブル ームバーグ・ニュースがまとめた市場関係者の予想中央値は7.6%増だ

【中国株式市況】

中国株式相場は下落。上海総合指数が約半年ぶりに2000の大台を割 り込んだ。工業生産や固定資産投資などの伸びが鈍化したほか、新株発 行で資金が既存株から流出するとの懸念が広がった。

石炭生産で中国最大手の中国神華能源(601088 CH)は1%安と、 上場来安値を更新。北京、上海両市が大気汚染対策を強化した。国内最 大のセメント会社、安徽海螺水泥(600585 CH)は3.3%安。紐威閥門 (603699 CH)は10%安。上場初日の17日に新規株式公開(IPO)価 格比43%高で取引を終了していた。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の双方に連動する 上海総合指数は前週末比13.70ポイント(0.7%)安の1991.25で取引を 終了。2000割れは昨年7月31日以来。上海、深圳両証取のA株に連動し ているCSI300指数は0.6%安の2165.99。

小型株で構成される創業板(チャイネクスト)指数は1.6%安。21 日は深圳市場で8社の取引開始が予定されており、うちチャイネクスト 構成銘柄は5社となっている。

江海証券の徐聖鈞アナリストは「新規のIPOに加えて企業業績へ の懸念も出ており、上海総合指数はさらに下落の余地がある。1800水準 までの下げもあり得る」と述べた。

【インド株式市況】

インド株式相場は反発。指標のS&Pセンセックス指数は3営業日 ぶりに上昇した。前週末に約2年ぶり大幅安となったタタ・コンサルタ ンシー・サービシスが持ち直したほか、ウィプロも昨年10-12月の増益 決算を手掛かりに買われた。

ソフトウエアサービスでインド最大手のタタ・コンサルタンシー は5.7%上昇。17日には5.8%下げていた。同3位のウィプロは1カ月ぶ りの大幅高。一方、世界最大の製油所を所有するリライアンス・インダ ストリーズはここ4週間で最もきつい値下がり。昨年10-12月の営業利 益が前年同期を下回ったことが嫌気された。

ムンバイ市場でセンセックス指数は前週末比141.43ポイント (0.7%)高の21205.05で終了。前週末までの2営業日で1.1%下げてい た。

【オーストラリア株式市況】

S&P/ASX200指数は前週末比10.82ポイント(0.2%)安 の5295.05。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前週末比9.30ポイント(0.5%)高の1953.78。

【台湾株式市況】

加権指数は前週末比25.56ポイント(0.3%)高の8621.56。

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