きょうの国内市況(1月20日):株式、債券、為替市場

国内市況の指標はここをクリックしてご覧 下さい。

●日本株下落、円安一服と業績楽観後退-電機や精密売り、任天堂急落

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

東京株式相場は下落。為替の円安一服や米国企業の決算低調などを 受け、企業業績の先行きに対する楽観論が後退した。電機や精密機器、 ゴム製品など輸出関連株の一角が下げ、不動産株も安い。今期純損益が 赤字に転落する見込みの任天堂は急落し、ホシデンやミツミ電機など任 天堂関連株も売られた。

TOPIXの終値は前週末比3.53ポイント(0.3%)安の1293.86と 反落、日経平均株価は92円78銭(0.6%)安の1万5641円68銭と3日続 落した。

T&Dアセットマネジメントの山中清運用統括部長は、「政府の成 長戦略が成長につながるかどうかが見えない中では、為替が動かない限 り、日本株を買い上げる材料はない」と見ている。来週から本格化する 国内の業績発表では、「比較的良い業績が出てくるだろう。ただ、コン センサスを上回るような見通しが企業側から出てくるとは思えない」と も話していた。

東証1部の売買高は22億2687万株、売買代金は1兆8972億円と代金 は約1カ月ぶりの2兆円割れ。東証1部の騰落銘柄数は値下がりの677 に対し、値上がりは994だった。

東証1部33業種はその他製品、精密、ゴム、不動産、保険、証券・ 商品先物取引、電機、ガラス・土石製品など21業種が下落。海運や電 気・ガス、鉄鋼、鉱業、機械、卸売、食料品など12業種は高い。

売買代金上位では任天堂のほか、シャープ、三菱自動車、パナソニ ック、大京が下落。半面、川崎汽船は上昇。課徴金納付命令に伴う損失 に備え計上する特別損失計上額がやや少ない印象、と三菱UFJモルガ ン・スタンレー証券が指摘した。ゴールドマン・サックス証券が強い買 い推奨の「コンビクション・リスト」に加えたダイキン工業も堅調。

●債券は上昇、米債高・国内株安で買い優勢-日銀オペの影響は限定的

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

債券相場は上昇。前週末の米国債相場が続伸したことや国内株安が 買い手掛かりとなった。一方、日本銀行がきょう実施した長期国債買い 入れオペ結果の影響は限定的だった。

東京先物市場で中心限月の3月物は前週末比12銭高の144円32銭で 始まり、直後に144円34銭まで上昇。その後は144円30銭付近でもみ合っ た。午後に入ると144円26銭まで伸び悩んだが、再び一進一退となり、 結局は10銭高の144円30銭で引けた。

大和証券の山本徹チーフストラテジストは、「債券は株価やドル・ 円の上値が重いことが影響して小じっかり。昨年末時点では日経平均株 価が1万7000円を目指し、ドル・円は105円から106円へ行くような勢い があったが、年明け以降は一気に行く感じではない」と話した。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の332回債利回 りは同1ベーシスポイント(bp)低下の0.66%で開始。午後の取引開始後 に0.665%に低下幅を縮めたが、3時前からは再び0.66%で推移した。

日銀がきょう実施した長期国債の買い入れオペ(総額5100億円)の 結果によると、残存期間「5年超10年以下」の応札倍率が3.46倍と前回 の2.73倍から上昇した。一方、「1年以下」は5.76倍と前回の6.42倍か ら低下した。

●円が上昇、株安でリスク回避の買い先行-対ドル一時103円台

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

東京外国為替市場では円が上昇。日本株の下落を背景にリスク回避 に伴う円買いが先行した。対ドルでは一時、4営業日ぶりに1ドル =103円台に上昇する場面が見られた。

ドル・円相場は午前8時前に104円32銭を付けた後、徐々に円買い が優勢となり、午前10時過ぎには103円86銭を付けた。ただ、午後にか けては日本株が下げ渋ったため、円買い圧力も弱まり、円は104円10銭 前後まで上げ幅を縮小した。午後3時35分現在は104円11銭前後で推移 している。

ユーロ・円相場も1ユーロ=141円台前半から一時、昨年12月6日 以来の水準となる140円33銭までユーロ安・円高が進行した。その後 は141円ちょうど付近まで値を戻し、同時刻現在は140円92銭前後となっ ている。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の植野大作チーフ為替ストラ テジストは、市場参加者の最大の関心事は来週の米連邦公開市場委員会 (FOMC)だが、「雇用統計ショックが少しきつかったので、にわか に不透明になってきている」とし、「とりあえずはこれまで売っていた 円を買い戻して様子を見ようかなという感じ」になっていると説明。今 日の東京市場についても、日本株が冴えない展開となり「リスクオフの 円の買い戻し」圧力がかかったと解説した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE