アシアナ機乗客が米ボーイングを損賠提訴-昨年7月の事故で

昨年7月に米国で着陸失敗事故を起 こした韓国アシアナ航空の乗客80人強が、航空機製造元の米ボーイング を相手取り、損害賠償を求める訴訟を米国の裁判所に起こした。不十分 な装備とパイロットへの訓練不足が、事故につながったと主張してい る。

この事故は、ボーイング製777-200ER型機がサンフランシスコ国際 空港の滑走路開始地点の護岸壁に激突して炎上。搭乗していた307人の うち3人が死亡した。

ボーイングが本社を置くシカゴのイリノイ州地裁に17日提出した訴 状で、原告側は同社が音声の出る速度低下警告システムを操縦席に搭載 せず、韓国・金浦国際空港に近い施設でのパイロット訓練も不適切だっ たと主張。「航空機はサンフランシスコ国際空港に、あまりにも低高度 かつ低速で進入した」としている。

今回提訴の賠償請求額は特定されていない。ボーイング広報担当の ジョン・ダーン氏は訴訟に関するコメントを避けた。

この事故をめぐっては昨年7月、負傷した乗客2人がサンフランシ スコ連邦地裁にアシアナ航空とボーイングを提訴。同9月には少なくと も7人の乗客が、シカゴ州地裁にボーイングを訴えている。

原題:Boeing Sued by Asiana Crash Passengers Over Speed Warning System(抜粋)

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