ドイツ銀行が金・銀の値決めから撤退へ-商品業務縮小で

ドイツ銀行はロンドン市場での金と 銀の指標価格の設定から撤退する。同行は米銀JPモルガン・チェース やモルガン・スタンレーに追随し、商品業務を縮小している。

事情に詳しい関係者1人が情報の非公開を理由に匿名を条件に語っ たところでは、ドイツ銀は金・銀の値決めの参加資格を売却し、金のフ ォーワード・オファード・レートの申告もやめる。同行は1カ月前に商 品業務で約200人を削減する計画を発表したばかり。

ドイツ銀を含めて金は5社、銀は3社が値決めの参加資格を持つ。 値決めの価格は鉱業会社や宝石商、中央銀行が取引や評価のための指標 として利用する。英金融行動監視機構(FCA)は20兆ドル(約2080兆 円)規模の金市場における価格設定の実態調査を進めているとされる。 ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の不正操作問題を踏まえて、ド イツ連邦金融監督庁(BaFin)も銀行がどのように値決めに関与し ているか調べている。

VTBキャピタルの商品アナリスト、ウィクトール・ビエルスキ氏 (ロンドン在勤)は「どこもこの事業を強化してはおらず、縮小に動い ている。伝統的な欧米の銀行よりも中国の銀行や新興市場国のプレーヤ ーが買い手になる可能性が高い」と指摘する。

ドイツ銀は17日に電子メールで配布した発表文で、「当行は商品業 務の大幅な縮小に続いて金・銀の指標設定プロセスから撤退する」とし ながらも、「貴金属事業に引き続き十分にコミットする」と説明した。

原題:Deutsche Bank Withdraws From Gold Fixing in Commodities Cuts (1)(抜粋)

--取材協力:Liam Vaughan. Editors: John Deane, Sharon Lindores

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