豪州銀行の株価、危機前以来で最も割高-配当増に期待で

オーストラリアの大手銀行の株価 は、世界的な金融危機前以来の割高水準で取引されている。住宅ローン の貸し出し復調で銀行の増配が可能になるとみられているためだ。

コモンウェルス銀行をはじめとする4大銀行の株価は、オーストラ リア準備銀行(中央銀行)が景気浮揚に向け利下げを開始した2011年11 月以降に30%余り上昇した。ブルームバーグのデータによると、株価純 資産倍率は平均で2.1倍と07年以来の高水準に達しており、MSCI世 界銀行指数を75%上回る水準にある。

投資家は、過去最低の借り入れコストを背景に銀行が住宅ローン需 要を喚起し、既に先進国で最高水準にある配当利回りを引き上げる中 で、鉱業ブームの終わりを受けた景気減速にもかかわらず、銀行利益は 拡大するとみている。

アメリカン・センチュリー・インベストメンツのファンドマネジャ ー、アレックス・テダー氏(ニューヨーク在勤)は「豪州の銀行部門は 引き続き順調に収益が伸びるだろう。配当利回りはなおかなり高く、持 続的な配当増加が今後も続く状況が整っている」と述べた。

原題:Australian Bank Stock Valuations at Pre-Crisis High on Dividends(抜粋)

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