英中銀総裁は2月にガイダンス修正も、失業率の急低下で-調査

イングランド銀行(英中央銀行)の カーニー総裁は来月、鳴り物入りで導入したフォーワードガイダンス (時間軸政策)の修正を迫られるとエコノミストらはみている。失業率 が利上げ検討の目安とされる7%の水準に、これまでの想定よりもかな り早い時期に達すると予想するためだ。

ブルームバーグが実施した月間エコノミスト調査によれば、カーニ ー総裁は四半期物価報告を2月12日に発表する際、フォワードガイダン スを修正するとの見方を回答者の60%余りが示した。失業率が今年前半 に7%に低下すると答えたエコノミストは全体の3分の1近く。

英国経済が力を増し、失業率も低下しているため、英中銀の金融政 策委員会(MPC)はガイダンス導入からわずか半年で修正を余儀なく される公算が大きくなっている。カーニー総裁は景気回復を歓迎してい るものの、政策金利を過去最低で維持する取り組みの信頼性を損ねるこ となくガイダンス修正を示すという課題に直面している。

インベステック・セキュリティーズのロンドン在勤エコノミスト、 フィリップ・ショー氏は「失業率が英中銀の当初予想よりも一段と速い ペースで低下しているのは極めて明白だ」とし、「MPCはガイダンス に関する判断を下す必要があり、それも早急に行わなければならない」 と語った。

調査によれば、失業率が7%の目安に達する時期について、エコノ ミストの68%は年内を予想。この中には7-9月(第3四半期)末まで を見込む55%と1-6月(上期)中を想定する29%の回答者が含まれ る。先月の調査では、上期中を予想したエコノミストはいなかった。英 中銀はこれまで、到達時期は早くて2014年末としていた。最新の予想は 2月に公表される。

ガイダンスに関する質問に応じたエコノミスト33人のうち、英中銀 による来月の修正を予想したのは20人。このうち9人は失業率の目安 が6.5%に引き下げられるとの見通しを示し、米当局のような文言の微 調整を予想したのも9人だった。

MPCのブロードベント委員は17日にロンドンで、失業率7%は自 動的な利上げの引き金にはならないと述べた。

原題:BOE Seen Tweaking Guidance as Carney Embraces Jobs Boon: Economy(抜粋)

--取材協力:Emma Charlton. Editors: Fergal O’Brien, Craig Stirling

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