極端な天候が世界の農家を脅かす-干ばつや過度の降雨で被害

不安定な天候が世界各地の農家に影 響を及ぼしている。

中国北部は昨年5月に過度の降雨に見舞われた。その3年前にはト ウモロコシの世界2位の生産国の同国が、降雨不足により純輸入国とな っていた。牛肉の世界最大の生産国である米国では乾燥した天候の影響 で生産が1994年以来の低水準に落ち込む見通し。同国では昨年、トウモ ロコシが記録的豊作となり在庫が30%増加した。英国では2012年の降雨 量が過去2番目の高水準となり、農地がぬかるんで作付けが困難となっ たため小麦生産が減少した。

英国農民連盟のピーター・ケンドル代表は「極端な天候は農業にと って非常に大きなリスクになる」と指摘。「農家は緩やかな気温上昇に は適応できるが、極端な天候は生産を完全に脅かす可能性がある。干ば つや過度の降雨、悪い時期の熱波などだ。被害を及ぼすのは極端な天候 だ」と語る。同氏は英東部のベッドフォードシャーで1600ヘクタールの 農地を運営している。

ニューヨークでは、今月6日には気温がセ氏13度だったが北極から の寒気の影響で翌日には過去最低のマイナス16度まで低下した。米国保 険情報協会によると、このような急激で極端な天候の変化は今後、ます ます一般的になる見通しだ。国連によれば、世界の食料生産は十分で飢 餓も減少しているが、8人に1人は依然として食料不足の状態と推計さ れている。その一因として干ばつが挙げられている。

原題:Farmers Worldwide Suffer Extreme Weather Wreaking Havoc on Food(抜粋)

--取材協力:William Bi、Sarah Chen、Jeff Wilson、Ben Sharples、Jonathan Ferziger、Jing Yang、Jae Hur、稲島剛 史、Debjit Chakraborty、Heesu Lee、Ann Koh、Ramsey Al-Rikabi、Whitney McFerron、Rachel Morison、Konstantin Rozhnov、Luzi Ann Javier、Phoebe Sedgman. Editors: Bob Ivry, Millie Munshi

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE