鉱山業界の探鉱向け支出、1兆円減少-金属価格上昇を示唆か

鉱山会社は2年連続で探鉱予算を大 幅に削減する見通しだ。一方、中国が引き続き積極的に金属とエネルギ ーの調達を進めているため、資源価格が再び上昇する可能性がある。

MinExコンサルティングによると、鉱山業界の探鉱向け支出は 昨年、30%に相当する100億ドル(約1兆円)減少した。同社の顧客に は世界最大の鉱山会社、オーストラリア・英系BHPビリトンなどが含 まれる。銅や鉄鉱石、金などの採掘に向け、地質学者の雇用や試掘作 業、鉱物分析のために支払われる費用は今年もさらに10%減少する見込 み。

資源価格の上昇につながると予想されるため、鉱山会社や金属への 投資家は探鉱費用削減を歓迎する可能性がある。ブルームバーグが16日 に集計したアナリスト調査の中央値によると、プラチナやアルミニウ ム、銀、ニッケル、亜鉛、鉛、ウランの価格はいずれも2017年までに上 昇すると予想されている。

南アフリカ共和国のインベステック・アセット・マネジメント で1070億ドル相当の資産運用に携わるダニエル・サックス氏は「探鉱費 用の削減は正しい判断だ。鉱山業界にはサイクルがあるからだ」と指摘 した。

原題:Mining Companies Cutting $10 Billion Heralds Boom: Commodities(抜粋)

--取材協力:Jesse Riseborough、Thomas Biesheuvel. Editors: Keith Gosman, Todd White

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE