中国経済、今年の成長率は24年ぶり低水準か-生産や投資鈍化

中国の工業生産と投資の伸びは昨 年12月に鈍化したもようだ。アナリストは2014年の成長率が24年ぶり低 水準になると予想しており、中国経済が勢いを失いつつある兆候があら ためて示される見通しだ。

20日に発表される中国の経済指標では、アナリストの予想中央値に よると、昨年12月の工業生産の伸びが5カ月ぶり低水準の9.8%に鈍化 する見通し。また、昨年10-12月(第4四半期)の国内総生産( GDP)伸び率は前年比7.6%と見込まれている。先月の調査による と、投資の減速や過剰生産能力の縮小に伴い、今年の成長率は7.4%に とどまる見通しだ。

中国共産党の指導部は好景気を脅かす債務の増加や大気汚染などに 取り組んでおり、より「妥当な」成長ペースを追求する意向を表明。当 局は同時に、7.2%を下回る水準への減速を回避しようとしている。李 克強首相は雇用持続のために7.2%の成長が必要だとの認識を示してい る。

スタンダードチャータードのエコノミスト、李煒氏(上海在勤)は 「全体的な経済成長の原動力が弱まりつつあるということは紛れもない 事実だ」と指摘。同行は今年の中国の成長率を7.4%と予想している。 李氏は、中国経済のファンダメンタルズ(基礎的諸条件)は「それほど 悪くなく」、輸出が製造業を押し上げるものの、政府当局者への支出抑 制策や地方債務に対する認識によりインフラ投資が抑制されると述べ た。

国家統計局は昨年の10-12月期と通年のGDPなどの指標を北京時 間20日午前10時(日本時間同11時)に発表する。ブルームバーグがエコ ノミスト27人を対象に実施した調査によると、通年のGDP伸び率 は7.7%と、1999年以来の低い伸びとなった2012年と同水準だったもよ う。

通年の都市部固定資産投資の伸びは19.8%(エコノミストの予想中 央値)と、1-11月の19.9%を下回り、02年以来の低水準にとどまった と予想されている。

原題:China Losing Momentum as Growth Heads for Weakest Since ’90 (1)(抜粋)

--取材協力:Ailing Tan、Stephen Engle. Editors: Scott Lanman, Nerys Avery

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE