アジア通貨一段安に、中国金利上昇で成長抑制-JPモルガン

アジア通貨は今後一段安が予想され ると米銀JPモルガン・チェースが指摘した。中国の借り入れコスト上 昇や円安の影響でアジア地域の経済成長が脅かされる懸念を理由に挙げ た。

香港在勤のバート・ゴチェット氏らJPモルガンのアナリストは16 日のリポートで、アジア通貨の「弱気トレンドが始まる」と予想し、 「中国の流動性引き締めスタンスをめぐる不安が成長の下振れリスクに なる」との見方を示した。

昨年12月に中国の短期金利は6カ月ぶりの高水準に上昇し、融資基 準厳格化の影響で中国経済が減速する懸念が広がった。一方、円相場が 過去1年で15%下げたことで、日本企業が韓国や台湾勢の市場シェアを 奪うとの観測も高まっている。

JPモルガンのアナリストらは、新興市場債に資金が流れない状況 を理由にマレーシア通貨リンギットの売りを勧め、フィリピン・ペソは 国内金利が低過ぎるとして、さらに「アンダーウエート」にするよう助 言した。また、円安を背景に韓国ウォンの上昇を見込むポジションを手 じまうべきだとしている。

原題:JPMorgan Sees Asian Currency Losses as Chinese Rates Curb Growth(抜粋)

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