ドル・円は104円台前半、米金利低下でドル高一服-米経済指標を注目

東京外国為替市場でドル・円相場は 1ドル=104円台前半で推移。米長期金利の低下などを背景にきのうま でのドル高が一服した。

この日のドル・円は104円20銭と104円42銭の間を上下する小動きな 展開に終始した。前日は約1週間ぶりに104円92銭までドル高・円安が 進んだ後、米国時間以降からは104円台前半を中心にもみ合った。ユー ロ・円相場も前日に1ユーロ=142円91銭と10日以来の円安値を付けた 後は、円がやや買われ142円ちょうどを挟む取引となった。

みずほ証券の鈴木健吾チーフFXストラテジストは、ドル・円相場 は「100円方向に反落か、106円を抜けるのか、材料を待っているような 状況」だと述べた。米経済指標は「力強さに欠ける」面があり、米連邦 準備制度理事会(FRB)が量的緩和の縮小ペースをどうするのかが当 面の注目材料だと指摘。それでも、消費増税で成長鈍化が見込まれる日 本と比べると米経済への期待は根強いため、「円高には行きづらい」と 付け加えた。

次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)は28、29日の2日間の日 程で開催される。16日の米株式市場では、S&P500種株価指数やダウ 工業株30種平均が下落した。米10年債利回りは2.84%程度と13日以来の 低水準で引けた。この日のTOPIXは午後に上昇基調に転じ、前日 比0.2%高の1297.39で取引を終えた。

IG証券の石川順一マーケットアナリストは「目先は米株式市場が 決算発表で右往左往している。円は内外の株式相場に影響されやすい」 と指摘。週末とあって、直近のドル高に調整が入っている面もあると説 明した。ただ、米経済の回復と量的緩和縮小を背景としたドル高・円安 の流れは変わらないと述べ、FOMC終了後は「リスクオンが再燃する のではないか」と語った。

この日の米国時間には、1月の米トムソン・ロイター/ミシガン大 学消費者マインド指数の発表がある。ブルームバーグのエコノミスト予 想調査の中央値は、83.5となっている。

上田ハーロー外貨保証金事業部の黒川健氏は、12月の雇用統計が市 場予想を大きく下回ったことや、「ガソリン価格の上昇などの要因が消 費マインドにどう影響を及ぼすか注目される」とした上で、「市場予想 通りの結果となった場合は、ドル買いで反応すると思われる」と述べて いた。

ユーロ・ドル相場は午後4時現在、1ユーロ=1.3615ドル前後で推 移している。

--取材協力:大塚美佳. Editors: 崎浜秀磨, 青木 勝

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