LMEニッケル上昇、5営業日で11年以来の大幅高-輸出規制で

16日のロンドン金属取引所 (LME)ではニッケル相場が上昇。世界有数のニッケル鉱石生産国で あるインドネシアの鉱石輸出規制で供給が減少するとの懸念が広がり、 5営業日では2011年以来で最大の上げとなった。

マッコーリー・グループとバークレイズは12日に発効したインドネ シアの輸出規制を受け、ニッケル市場が来年には供給不足に陥ると予想 している。マッコーリーの今週のリポートによると、まず今年の世界の 生産過剰が3万5000トンと昨年の15万トンから縮小する見通し。インド ネシアの輸出規制によりニッケル銑鉄の供給が減少するためだという。 ニッケル相場は今月に入り5.7%上昇と、LMEで取引される6つの主 要金属で最高のパフォーマンスとなっている。

スコシアバンク・グループ(トロント)のエコノミスト、パトリシ ア・モーア氏は電話インタビューで、「インドネシアが鉱石輸出規制を 実施したため、ニッケルが値上がりする見込みであるのは非常に理解で きる」と指摘。同氏はニッケルが1トン=1万5430ドルと、昨年6月以 来の高値を付ける可能性があると述べた。

LMEのニッケル相場(3カ月物)終値は前日比1.1%高の1トン =1万4695ドル。5営業日では9.6%上昇と、11年10月27日以来で最大 の上げとなった。一時は1万4725ドルと、昨年10月30日以来の高値を付 けた。

LMEの銅相場(3カ月物)は0.6%安の1トン=7310ドル。ニュ ーヨーク商業取引所(NYMEX)のCOMEX部門銅先物の3月限終 値は0.5%安の1ポンド=3.3425ドル。

原題:Nickel Caps Biggest Five-Day Gain Since 2011 on Indonesia Ban(抜粋)

--取材協力:Eko Listiyorini. Editors: Patrick McKiernan, Joe Richter

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