1月16日の米国マーケットサマリー:決算への失望で株が下落

ニューヨークの為替・株式・債 券・商品相場は次の通り。(表はNY午後4時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.3617   1.3605
ドル/円            104.34   104.56
ユーロ/円          142.07   142.25


株                 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率
ダウ工業株30種       16,417.01     -64.93     -.4%
S&P500種           1,845.89      -2.49     -.1%
ナスダック総合指数    4,218.69      +3.80     +.1%


債券          直近利回り 前営業日比
米国債2年物      .38%        -.01
米国債10年物     2.84%       -.05
米国債30年物     3.77%       -.05


商品 (中心限月)                     終値   前営業日比 変化率
COMEX金     (ドル/オンス)  1,240.20    +1.90     +.15%
原油先物         (ドル/バレル)   94.12      -.05     -.05%

◎NY外国為替市場

ニューヨーク外国為替市場ではドルが買われ、ドル指数は一時4カ 月ぶりの高水準に上昇した。米新規失業保険申請件数が減少し、労働市 場回復の兆候と受けとめられた。

ドルは対ユーロではもみ合い。12月の米消費者物価指数(CPI) は過去半年で最大の伸びとなった。

みずほ銀行のストラテジスト、シレーン・ハラーリ氏(ニューヨー ク在勤)は電話インタビューで、「状況は改善しているとの見方が市場 全体に広がっている。雇用データがかなり安定している中、インフレ圧 力がほとんどないという事実に注目が集まるだろう」と述べた。

ニューヨーク時間午後2時51分現在、主要10通貨に対するドルの動 きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比ほぼ変わらず の1029.77。一時は1032.01と、昨年9月9日以来の高水準を付けた。

ドルは対円で0.3%安の1ドル=104円28銭。前日までの2営業日で は1.5%上昇していた。対ユーロではこの日、1ユーロ=1.3612ドル。 ユーロは円に対して0.2%下落し1ユーロ=141円94銭。

◎米国株式市場

米株式相場は下落。シティグループやCSXなどの決算が期待外れ な内容だったことが手掛かり。ベスト・バイは急落した。S&P500種 株価指数は前日、終値ベースで過去最高値を更新していた。

家電量販のベスト・バイは29%安。ホリデーシーズン中の米既存店 売上高が減少したとの発表が嫌気された。10-12月(第4四半期)決算 を発表したシティグループやゴールドマン・サックス・グループなど金 融株も値下がりした。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指 数は前日比0.1%安の1845.89。ダウ工業株30種平均は64.93ドル (0.4%)下げて16417.01ドル。

バンヤン・パートナーズのチーフ市場ストラテジスト、ロバート・ パブリク氏(ニューヨーク在勤)は「2013年に見られたように一直線に 上昇することはない」とし、「13年の動きの多くは、金融当局から市場 への資金流入がベースとなっていた。今年相場を押し上げるのは、決算 の予想コンセンサスに対する上方修正だろう」と続けた。

◎米国債市場

米国債は上昇。朝方発表された失業保険の継続受給者数が増加した ほか、インフレ上昇率が金融当局の目安を引き続き下回ったことが影響 した。

10年債利回りは約1カ月ぶり低水準に低下。消費者物価指数 (CPI、季節調整済み)総合は2013年通年では1.5%上昇と、当局が 目安としている2%に及ばなかった。また失業保険の継続受給者数は7 月以来の高水準となった。米財務省の発表によると、日本と中国の米国 債保有高は11月に増加した。

キャンター・フィッツジェラルドの金利トレーディング責任者、ブ ライアン・エドモンズ氏は、「インフレは問題ではない」と述べ、「利 回りが2.80%に達したら、2.75%かそれ以下に下げる可能性はある」と 続けた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後1時50分現在、10年債利回りは前日比5ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01%)低下の2.84%。同年債(表面利率2.75%、2023年11月 償還)価格は13/32上げて99 6/32。

◎NY金先物市場

ニューヨーク金先物相場は3日ぶりに上昇。米消費者物価指数がこ こ半年で最大の伸びとなったことを背景に、インフレヘッジの買いが入 った。米労働省が発表した昨年12月の消費者物価指数は前月比0.3%上 昇と、上昇率は6月以降で最大。

RJオブライアン・アンド・アソシエーツ(シカゴ)のシニア商品 ブローカー、フィル・ストライブル氏は電話インタビューで、「インフ レがすべての人々の意識に戻ってきた」と指摘。「安全逃避資産として の魅力がある程度復活している」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物2 月限は前日比0.2%高の1オンス=1240.20ドルで終了した。

◎NY原油先物市場

ニューヨーク原油先物相場は小反落。石油輸出国機構(OPEC) は月報で、米国やカナダ、ブラジルなど同機構に加盟しない国々での原 油増産を指摘し、需要が今後減少するとの見通しを示した。先週の米失 業保険申請件数は減少。原油相場はほぼ終日、もみ合う展開だった。

プライス・フューチャーズ・グループ(シカゴ)のシニアマーケッ トアナリスト、フィル・フリン氏は「OPEC月報は世界の石油需要が 強くないことを確認する内容だった」と指摘。「供給は潤沢にある。失 業保険申請件数は良好な内容で、米経済が回復しつつあることを明示し た。きょうは強弱入り混じりの一日だった」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物2月限は前日 比21セント(0.22%)安の1バレル=93.96ドルで終了した。

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