米FRB議長:量的緩和策は貢献-資産バブルの兆候はない

米連邦準備制度理事会(FRB)の バーナンキ議長は量的緩和策について、資産価格バブルを作り出してい る差し迫った兆候はなく、経済に貢献しているとの認識を示した。

議長は16日、ワシントンで開催されたフォーラムで「金融安定をめ ぐる懸念の影響で、継続中の金融緩和策の必要性が弱まることはないと 当局は現時点で考えている」と述べた。

同議長は、FRBの債券購入プログラムに関するさまざまな懸念の うち、金融を不安定化させ得るというリスクは「唯一、私が個人的に信 ぴょう性があると考えるものだ」と発言。その上で現在、資産価格は歴 史的な水準とおおむね一致していると指摘した。

バーナンキ議長は米労働省がこの日発表した13年通年の消費者物価 指数(CPI)上昇率が1.5%となったことについて、「米経済はハイ パーインフレの瀬戸際にあると過去5年間主張してきた人たちに対し、 このCPI統計を示し、インフレはこの政策の重大なリスクにはなって いないと言いたい」と語った。FRBのインフレ目標は2%。

金融当局の成長促進に向けた取り組みが資産価格バブルを引き起こ しつつあるかとの質問に対しては、当局は金融市場が不安定化するリス クに「極めて敏感」であると発言した。

議長は債券購入プログラムについて「少なくとも多少の効果はあっ た。伝統的な金融政策でなし得ることには限りがあり、当局は追加措置 を講じる必要性を感じた」と振り返った。

連邦公開市場委員会(FOMC)が政策金利をゼロ近辺に維持して いることについて、議長は「超低金利が永続化するとの結論を出すつも りはまだない」と述べた。

原題:Bernanke Says QE Effective While Posing No Immediate Bubble Risk(抜粋)

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