欧州債:ドイツ10年債利回り、6週ぶり低水準-インフレ鈍化で

16日の欧州債市場ではドイツ国債が 上昇し、10年債利回りは6週間ぶり低水準となった。昨年12月のユーロ 圏インフレ率の低下がこの日あらためて確認されたことを背景に、国債 の投資妙味が強まった。

ドイツ10年債の値上がり日はここ5営業日でこの日が4回目。同日 発表されたドイツの12月インフレ率も低下した。スペイン10年債は3日 続伸。この日の国債入札での発行額は計59億ユーロと、1日の調達規模 としてはここ2年で最大となった。欧州中央銀行(ECB)政策委員会 メンバー、ノワイエ・フランス中銀総裁は、必要な場合は危機対応の追 加措置をECBが講じることを「確信している」と語った。

ソシエテ・ジェネラルの欧州金利戦略責任者、キアラン・オヘガン 氏(パリ在勤)は「本当の課題はインフレだ」とし、「インフレ率が例 え2%にでも上昇したなら、債務負担が著しく緩和されるので、これは 高債務国にとって重要だ。ECBが追加策を取ると期待したい」と語っ た。

ロンドン時間午後4時46分現在、ドイツ10年債利回りは前日比5ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.78%。一時は1.77% と、先月4日以来の低水準を付けた。同国債(表面利率2%、2023年8 月償還)価格は0.43上げ101.95。

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)の発表によると、12月 のユーロ圏消費者物価改定値は前年同月比0.8%上昇。7日発表の速報 値から変わらずで、伸び率は11月の0.9%を下回った。同日発表された ドイツの12月インフレ率改定値は1.2%。11月は1.6%だった。

スペイン10年債利回りは3bp低下し3.73%。9日には3.67% と、2006年9月以来の最低を付けた。

英国債相場は上昇。この日の30年債入札で需要が前回入札を上回っ たことが手掛かり。英公債管理局(DMO)によると、20億ポンド相当 の30年債の平均落札利回りは3.59%、応札倍率は1.88倍。11月28日の前 回入札ではそれぞれ3.609%、1.67倍だった。

10年債利回りは5bp下げ2.81%で、先月3日以来の低水準となっ た。同国債(表面利率2.25%、2023年9月償還)価格は0.44上 げ95.305。既発の30年債利回りは3bp低下し3.56%。

原題:German Yields Drop to Six-Week Low After CPI; Spanish Bonds Rise(抜粋) Pound Falls to Three-Week Low After Housing Data; Gilts Advance (抜粋)

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