ゴールドマン:引き受け収入が過去最高、トレーディング低調

米ゴールドマン・サックス・グルー プの2013年通期は、利益が3年ぶりの高水準となった。引き受け手数料 収入が過去最高だった。また、収益のトレーディングへの依存度が10年 余りで最低となった。

16日の同行発表によると、13年通期の純利益は前年比8%増の80 億4000万ドル(約8340億円)。10-12月(第4四半期)は23億3000万ド ル(1株当たり4.60ドル)と、前年同期の28億9000万ドル(同5.60ド ル)から19%減少した。四半期1株利益は、ブルームバーグがまとめた アナリスト25人の予想平均4.18ドルを上回った。

ロイド・C・ブランクファイン最高経営責任者(CEO)はトレー ディングが減速する中で、報酬抑制に努めるとともに投資銀行業務への 依存を強めている。13年通期の報酬費用の収入に対する割合は、1999年 の株式公開以来で2番目の低さだった。

オッペンハイマーの銀行アナリスト、クリス・コトウスキ氏は顧客 向けリポートで「収入と費用の両方が、予想以上の利益に寄与した。ゴ ールドマンは明らかに、抑制された新たな収入環境に合わせて経費面を 管理している」と評価した。

第4四半期の収入は5%減の87億8000万ドル。報酬費用は21億9000 万ドル。通期の収入に対する報酬の割合は37%と、前年の38%から低 下。これは株式公開以来で最低となった09年の36%に次ぐ低さ。13年の 株主資本利益率(ROE)は11%と、前年の10.7%を上回った。

トレーディング依存が低下

通期のトレーディング収入は前年から13%減少し、全体に占める割 合は46%と02年以降で最低だった。

ブランクファインCEOは発表文で「顧客基盤を広げる一方コスト 面での規律を確実に保つ作業が、幾分厳しい環境にもかかわらず堅調な リターンを上げることを可能にした」と説明した。

第4四半期の投資銀行事業の収入は前年同期比22%増の17億2000万 ドル。そのうち、金融助言業務が15%増の5億8500万ドルとなった。引 き受け業務の収入は11億3000万ドルに増加。内訳は債券が5億1100万ド ル、株式が6億2200万ドルだった。

投資銀行収入は通期では60億ドルと過去2番目の高水準に達し、引 き受けによる収入40億3000万ドルは過去最高だった。

一方、第4四半期の債券・通貨・商品トレーディング収入は前年同 期比で15%減少。株式部門の収入は27%減った。セールス・トレーディ ング業務の収入は合計で36億1000万ドル。

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