NY外為:ドル指数4カ月ぶり高水準、失業保険申請が減少

ニューヨーク外国為替市場ではドル が買われ、ドル指数は一時4カ月ぶりの高水準に上昇した。米新規失業 保険申請件数が減少し、労働市場回復の兆候と受けとめられた。

ドルは対ユーロではもみ合い後に下落。12月の米消費者物価指数 (CPI)は過去半年で最大の伸びとなった。

みずほ銀行のストラテジスト、シレーン・ハラーリ氏(ニューヨー ク在勤)は電話インタビューで、「状況は改善しているとの見方が市場 全体に広がっている。雇用データがかなり安定している中、インフレ圧 力がほとんどないという事実に注目が集まるだろう」と述べた。

ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを 示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比ほぼ変わらず の1029.78。一時は1032.01と、昨年9月9日以来の高水準を付けた。

ドルは対円で0.2%安の1ドル=104円35銭。前日までの2営業日で は1.5%上昇していた。対ユーロではこの日、0.1%安の1ユーロ =1.3620ドル。ユーロは円に対して0.1%下落し1ユーロ=142円12銭。

CPI統計を受け、ドルは対円で下げた。12月のCPIは前月 比0.3%上昇。上昇率は6月以降で最大。ブルームバーグ・ニュースが まとめたエコノミスト調査の予想中央値と一致した。CPI総合は2013 年通年では1.5%上昇した。食品とエネルギーを除いた12月のコア指数 は前月比0.1%上昇した。

「物価落ち着き、緩和長期化も」

コモンウェルス・フォーリン・エクスチェンジのチーフ市場アナリ スト、オマー・エシナー氏は「落ち着いた物価状況から金融当局は緩和 政策を長く維持できるとの見方が成り立つ。インフレ指標が利益確定の 動きを誘った可能性はある」と述べた。その上で、「失業保険統計は良 好で、雇用市場が緩やかに回復していることを示唆している。ドルの全 体的な見通しは明るい」と述べた。

労働省の発表によると、先週の新規失業保険申請件数(季節調整済 み)は32万6000件と、前週の32万8000件(速報値33万件)から2000件減 少し、11月末以来の低水準となった。ブルームバーグ・ニュースがまと めたエコノミスト予想の中央値は32万8000件だった。労働省の担当官は 先週分について特殊要因はないと説明した。

継続受給者数

失業保険の継続受給者数は1月4日までの1週間で17万4000人増加 して、303万人に達した。

連邦公開市場委員会(FOMC)は12月18日、債券購入額を縮小す る方針を示したものの、失業率が6.5%を下回った後もしばらくは政策 金利を低水準で維持する考えを示した。

原題:Dollar Reaches Highest in 4 Months as Jobless Claims Decline(抜粋)

--取材協力:Mariko Ishikawa、Lukanyo Mnyanda. Editors: Kenneth Pringle, Paul Cox

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