きょうの国内市況(1月16日):株式、債券、為替市場

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●日本株反落、米統計すう勢見極めで午後失速-内需安い、輸出は堅調

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東京株式相場は反落。米国で目先発表される経済統計、それに伴う 金融政策の行方を見極めたいとの投資家心理が重しになり、午後の取引 で失速した。前日に、主要株価指数の上昇率が昨年9月以来の大きさと なった反動もあった。その他金融やパルプ・紙、倉庫、不動産、銀行、 小売など相対的に内需関連株が安い。

TOPIXの終値は前日比0.13ポイント(0.01%)安の1294.39、 日経平均株価は61円53銭(0.4%)安の1万5747円20銭。

みずほ投信投資顧問の岡本佳久執行役員は、昨年12月の米雇用者数 の伸びが目立って鈍化したことをきっかけに、「米金融当局の政策に対 する不透明感が出てきている」と指摘。今月28、29日開催の米連邦公開 市場委員会(FOMC)で、「量的金融緩和の縮小ペースを変えてくる可 能性もあり、投資家は様子見になりがち」と話していた。

東証1部33業種はその他金融、パルプ・紙、倉庫・運輸、その他製 品、不動産、サービス、銀行、小売、ガラス・土石製品、卸売など17業 種が下落。半面、空運、金属製品、石油・石炭製品、電気・ガス、鉱 業、鉄鋼、輸送用機器、海運、機械など16業種は高い。

売買代金上位では、日経平均先物の影響を受けやすいファーストリ テイリングが安く、同社のみで日経平均を約37円押し下げた。マツダ、 みずほフィナンシャルグループ、日立製作所、ファナック、ディー・エ ヌ・エー、三井不動産、三井住友トラストホールディングス、オムロン も下落。半面、シャープ、東芝、三菱重工業、三菱自動車、日産自動 車、デンソーは上げ、池上通信機は上昇した。

東証1部の売買高は31億5572万株、売買代金は2兆5128億円。下落 柄数は849、上昇は804。

●債券は続落、米債安や円安で超長期に売り圧力-日銀買いオペ結果も

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債券相場は続落。米国債相場の下落や円安基調を受けて超長期債中 心に売り圧力が強まった。日本銀行が実施した長期国債買い入れオペの 結果を受けて、午後に下げ幅が拡大する場面があった。

東京先物市場で中心限月の3月物は前日比5銭安の144円17銭で開 始し、いったんは1銭高の144円23銭に上昇。すぐに下げに転じ、午後 の取引開始後にはオペ結果を受けて水準を切り下げ、144円10銭まで下 落した。その後は下げ幅を縮め、結局は4銭安の144円18銭で引けた。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の332回債利回 りは同0.5ベーシスポイント(bp)高い0.665%で開始。徐々に水準を切り 上げ、午後に入ると0.675%まで上昇。その後は0.67%で推移した。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊債券ストラテジス トは、日銀買いオペの結果が弱めとなったことを受けて売られたと説 明。「超長期ゾーンはきのうの30年債入札が弱めとなったほか、円安も あって売られやすくなっている」と言う。引き続き株高・円安の方向と しながらも、「昨年末ほどには基調は強くない。金利はいずれ低下して いく」との見方も示した。

日銀がきょう実施した長期国債買い入れ(総額7000億円)のオペ結 果によると、残存期間「1年超3年以下」と「3年超5年以下」の応札 倍率が前回に比べて上昇した。一方、「10年超」は低下した。落札金利 は3本とも市場実勢を上回ったとの見方が出ていた。

●ドル上昇、米量的緩和縮小の継続観測が支え-対円で一時104円92銭

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東京外国為替市場ではドル相場が上昇。米国で今週に入って改善を 示す経済指標が相次いでいるため、量的緩和縮小の継続観測を背景とし たドル買いが支えとなった。

この日のドル・円相場は小刻みに水準を引き上げ、一時は10日以来 のドル高水準となる1ドル=104円92銭を付けた。前日発表されたニュ ーヨーク連銀製造業景況指数や生産者物価指数(PPI)の上昇を受け たドル買いの流れを引き継いだ。ただ、午後の取引が進むにつれて日本 株が反落に転じると、ドルの上げ幅は縮小。午後3時22分現在は104 円74銭前後で推移している。

クレディ・アグリコル銀行外国為替部の斎藤裕司ディレクターは、 前日に米国で発表された経済指標が良好な内容で、「雇用統計は一時的 なブレに過ぎないという意識が戻ってきている」とし、ドル・円相場が 「元通り」の水準に回復していると指摘した。

ドルはユーロに対しても底堅く推移した。一時は1ユーロ=1.3586 ドルと、前日のニューヨーク市場に付けた前週末以来のドル高値1.3582 ドルに接近した。同時刻現在のユーロ・ドル相場は1.3628ドル、ユー ロ・円相場は1ユーロ=142円74銭での取引となっている。

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