富豪やバンカーらVIP集結-シンガポールでアートフェア

シンガポールが今週、世界のアート 界の注目を集めている。東南アジア最大のアートフェアと一連のオーク ションが開催され、多くのコレクターらが同国を訪問している。

「シンガポール・アート・ウィーク」の目玉は、130のギャラリー が日本人アーティスト、村上隆や韓国出身の白南準の作品を展示するア ートフェア「アート・ステージ」。マリーナベイ・サンズ・コンベンシ ョンセンターで15日に開かれた内覧会では1000人を超えるVIPがシャ ンパンを片手に作品を鑑賞した。一般公開される16日を前に目玉作品の 一部は例年、この内覧会で購入される。内覧会にはインドネシア富豪の ブディアルジョ・テク氏のほか、スイス在住のコレクター、ウリ・シグ 氏、DBS銀行のコンシューマーバンキング業務の責任者、スー・シャ ンタン氏らが訪れた。

中国人画家、趙無極の絵画をシンガポールのコレクターに120万ド ル(約1億2600万円)で売却したリン・アンド・リン・ギャラリー(台 北)のマネジャー、ムオ・ツェン氏は「非常に力強いスタートを切っ た。VIPを呼び込む取り組みが強化されている」と指摘する。

アート・ステージは今年で4回目。シンガポールを東南アジアのア ートの拠点とし、富裕層の居住者を引き付けるために主要な役割を担っ ている。香港で昨年5月に開催された「アート・バーゼル」より規模は 小さいものの、アート・ステージは、ベトナムやカンボジア、ラオスの 新ギャラリーが初参加するなど地域的な特色を打ち出すことを目指して いる。

クレディ・スイスの2013年の世界の資産データブックによると、シ ンガポール在住の百万長者は約17万4000人、インドネシアは12万3000人 となっている。

原題:Singapore Lures Buyers With Hirst, Romanee-Conti, Pussy Riot (1)(抜粋)

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