グロース氏:PIMCOはもはやブラジルを選好せず

債券運用世界最大手、米パシフィッ ク・インベストメント・マネジメント(PIMCO)の共同創業者で最 高投資責任者(CIO)のビル・グロース氏は、ブラジルはもはや同社 が選好する新興市場ではないと述べた。同氏はブラジルに関する相場の 予測が外れて昨年打撃を被った。

グロース氏は2014年上場投資信託(ETF)バーチャル・サミット で、PIMCOがメキシコ債を引き続き魅力的な投資先とみていると語 った。

PIMCOの複数の大型ファンドは昨年、強気のブラジル投資で運 用成績を悪化させた。グロース氏は1年前にツイッターで、ブラジル・ レアルの方が現金の投資先として高利回り債よりもよいと指摘してい た。しかし、レアルが昨年ドルに対して13%下落したのに対し、バン ク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの米ハイイールド指数によ ると、米国の高利回り債は7.4%上昇した。

PIMCOのウェブサイトによれば、115億ドル(約1兆2000億 円)を運用するPIMCOエマージング・ローカル・ボンド・ファンド の昨年9月末時点の投資配分は、ブラジルの債券と通貨が最も大きくな っていた。

昨年のレアル建てブラジル債のドル換算の下落率は11%と、JPモ ルガン・チェースがフォローする新興市場の平均(6.9%)を上回る下 げとなった。

原題:Gross Says Brazil No Longer Pimco Emerging-Market Favorite (1)(抜粋)

--取材協力:Charles Stein. Editors: Sree Vidya Bhaktavatsalam, Christian Baumgaertel

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