米アップル、中国移動と提携でも苦戦か-大型画面志向で

中国で電気技師をしているシュー・ インホンさん(25)にとって、画面の大きさはスマートフォン(多機能 携帯電話)を選ぶ際の重要なポイントだ。

新しい端末の購入を考えているシューさんは、米アップルと韓国サ ムスン電子の製品の間で迷っている。「iPhone(アイフォーン) 5s」の画面が4インチなのに対し、「ギャラクシーノート3」は5.7 インチの大型画面を採用していることから、シューさんの気持ちはサム スン製品に傾いている。

北京南部の万商匯賽格デジタルモールを訪れたシューさんは、サム スンの方が「画面が大きい」と指摘。「ビデオを見たりゲームで遊ぶ際 は大型画面の方が快適だ」と述べた。

アップルは世界最大の市場である中国でのシェア争いで後れを取っ ている。7億6300万人の契約者を抱えるチャイナ・モバイル(中国移 動)を通じたアイフォーン販売を17日から始めることで追い上げを目指 す。ただ、多くの中国人が電子メールの確認やウェブの閲覧、動画鑑賞 の目的で大型画面の端末を1つは保有したいと考えているため、アップ ルは課題に直面している。チャイナ・モバイルが取り扱う他の第4世代 (4G)スマホの画面サイズは、いずれもアップル製品より最低0.5イ ンチ(約1.3センチ)大きい。

フォレスター・リサーチのプリンシパルアナリストで中国担当カン トリーマネジャーのブライアン・ワン氏は、中国の通信事業者を通じて 今年販売される端末で米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイ ド」を搭載した機種のうち、画面サイズが5インチ以上の端末は約40% に上るだろうと指摘。「中国が大型画面機種の需要をけん引している」 と語った。

原題:Apple’s China Push Threatened by Large-Screen Preferences: Tech(抜粋)

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