ビットコインは決済システムとして有望-ウォール街の見方

米ウォール街は仮想通貨ビットコイ ンについて、通貨というより決済システムとして有望だとみている。米 国ではテキサス州の上院議員候補がビットコインでの選挙活動寄付金を 受け付けているほか、通販会社オーバーストック・ドットコムではビッ トコインで婚約指輪を買えるなど利用が拡大している。

将来性がどうであれ、ビットコインは投資対象としては利益をもた らした。2008年に考案されたビットコインは昨年急騰。過去1年間で 約60倍値上がりし、15日時点では1ビットコイン=936.51ドルで取引さ れている。ビットコインチャーツ・ドットコムによれば一時は1200ドル を超えた。同期間に金相場は26%下げ、パフォーマンスが主要通貨中2 位のユーロは通貨バスケットに対し7%上昇している。

ビットコイン推進派は国力低下に脆弱(ぜいじゃく)な通貨の代替 物としてビットコインを受け入れてきたが、中国人民銀行(中央銀行) は金融機関によるビットコイン取引を禁止。フィンランド当局はビット コインには本物の通貨に必要な特質が欠如していると指摘した。為替取 引2位のシティグループは、ビットコインの保有者の1%に発行額 の80%が集中しているものの、ビットコインによって取引が簡単になれ ば社会に恩恵を与える可能性があると述べた。

ソシエテ・ジェネラルのシニア為替ストラテジスト、セバスティア ン・ガリ氏は14日の電話インタビューで、「ビットコインは本質的に決 済システムの進化形にすぎない」と発言。「取引の究極的な概念である この技術革新が取引手段の進歩であることは確かだ」と語った。

シティグループの主要国通貨取引責任者、スティーブン・イングラ ンダー氏は13日の電子メールで、「もともとビットコインは金融システ ム外で運用するように作られた」とし、「既存の決済業者がビットコイ ンの決済技術を採用するのを止めることはできない」と語った。

原題:Wall Street Sees Bitcoin Legacy as Payment System: Currencies(抜粋)

--取材協力:Richard Rubin、Carter Dougherty. Editors: Paul Armstrong, Dave Liedtka

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE