リビア原油生産、10カ月ぶりに増加-欧州製油所コスト低下か

リビアの原油生産が10カ月ぶりに増 加したことにより、欧州の製油所の原油コストが低下し精製マージンが 上昇する見通しだ。欧州の製油所は過去数十年で最も速いペースで閉鎖 に追い込まれている。

リビア政府によると、同国の原油生産は13日までの3週間に3倍に 増加し日量約65万バレルとなった。リビアの産油量の増加は、競合する 油種の価格下落を示唆していると、KBCエナジー・エコノミクスとペ トロマトリックスのアナリストらは指摘する。リビアで生産される原油 は軽質低硫黄の油種。同国はアフリカ最大の原油埋蔵量を誇る。

原油価格の上昇やアジアの新規製油所との競争激化、米国のシェー ルオイル生産急増に伴う同国の輸入燃料需要の減少を背景に、欧州で は2008年以降、製油所の閉鎖が相次ぎ、石油精製能力は約10%縮小し た。リビアの原油生産が引き続き回復すれば、カスピ海やアルジェリ ア、北海産原油の相対コストが低下する可能性がある。

原題:Libya’s First Oil Expansion in 10 Months Aiding Refiners: Energy(抜粋)

--取材協力:Robert Tuttle、Maher Chmaytelli、Grant Smith、Rakteem Katakey、Lananh Nguyen、Saleh Sarrar、Mariam Sami. Editors: Alaric Nightingale, Stephen Voss

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE