米JPモルガン、資源関連業界への融資で首位-借り換え増加

米JPモルガン・チェースが昨年、 鉱山・エネルギー企業への融資で首位となった。商品相場が下落しM& A(合併・買収)が減少する中、資源関連企業による債務の借り換えの ための借り入れは2011年以来の高水準に増加した。

ブルームバーグが集計したデータによれば、資源業界の借り入れは 昨年、17%増加し総額6847億ドル(約71兆7300億円)となった。12年 は22%減少した。銀行の融資額はJPモルガンが571億ドルで首位、ウ ェルズ・ファーゴが471億ドル、バンク・オブ・アメリカ(BOA) が378億ドルだった。

規制強化に伴い、JPモルガンなどの銀行は倉庫や発電所などの現 物商品関連事業からの撤退を進めている。一方、借り入れコストが低水 準にあるため、英・オーストラリア系リオ・ティントや英・オランダ系 ロイヤル・ダッチ・シェルなどの企業が借り換えを進め、銀行によるこ れらの資源会社向け融資は増加した。年間ベースの商品相場は昨年、08 年のリセッション(景気後退)以降で初めて下落。金属価格の低下によ り鉱山や製錬所の収入も落ち込んだ。データによれば、M&A総額 は31%減少した。

JPモルガンの投資銀行業務担当の副会長、ラリー・ランドリー氏 は「全般的に見て昨年は商品にとって良い年ではなかった。そのため、 企業は外部からの借り入れを増やす必要があった」と指摘。「今年は機 に乗じた借り換えは減少するだろうが、M&Aの増加によってその影響 が相殺されることを期待している」と述べた。

原題:JPMorgan Leads Mining Loan Rebound Amid Price Slump: Commodities(抜粋)

--取材協力:Stephen Morris、Jorge Fernandez、Doug Alexander、Jesse Riseborough、Patrick McKiernan、Joe Carroll. Editors: Claudia Carpenter, Steve Stroth

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