豪州:12月雇用者数は減少、利下げ観測再浮上-豪ドル下落

オーストラリアの昨年12月の雇用者 数は予想外に減少し、2013年全体ではフルタイム雇用者が1992年以来の 大幅な落ち込みとなった。これを受けて利下げ観測が再浮上し、豪ドル は約3年ぶり安値に下落した。

オーストラリア統計局が16日発表した雇用統計によると、12月の雇 用者数は2万2600人減少。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノ ミスト27人の予想中央値は1万人増だった。失業率は5.8%で横ばい。 労働参加率は約8年ぶりの低水準。

市場では利下げ観測が急速に広がった。金利スワップ取引のデータ によると、7月までに利下げが実施される確率は45%織り込まれてい る。24%から高まった。豪ドルは2010年8月以来の安値を記録した。シ ドニー時間午後0時18分(日本時間午前10時18分)現在、1豪ドル =0.8811米ドル。統計発表前は0.8895米ドルだった。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチのエコノミスト、 アレックス・ジョイナー氏は「予想よりもやや悪かった」と指摘。「年 内に利上げとの話は時期尚早だったようだ。豪中銀はこれまで失業率が 上昇を続けている間、緩和姿勢を撤回したことがない」と述べた。

統計によると、12月のフルタイム雇用者数は3万1600人減少、パー トタイム雇用者が9000人増加した。労働参加率は64.6%と、前月 の64.8%を下回った。

昨年のフルタイム雇用者は6万7500人減。ブルームバーグがまとめ たデータによれば、年間ベースで豪州が前回リセッション(景気後退) から回復した1992年(8万8800人減)以来の大幅な減少となった。

原題:Job Slump Sends Aussie Lower as Rate-Cut Bets Revived: Economy(抜粋)

--取材協力:Jason Scott、Daniel Petrie、Garfield Reynolds. Editors: Malcolm Scott, Victoria Batchelor

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