ブラジル中銀:政策金利を10.5%に引き上げ-インフレに対応

ブラジル中央銀行は15日の金融政策 委員会で、政策金利を0.5ポイント引き上げ、10.5%とすることを全会 一致で決めた。先月のインフレ率がこの10年余りで最大となったことに 対応し、従来の利上げペースを維持した。

0.5ポイントの利上げは6会合連続。ブルームバーグがエコノミス ト59人を対象に行った調査では22人が今回の決定を予想していた。残 り37人の予想は0.25ポイントの利上げだった。

バンコ・サンタンデール・ブラジルのエコノミスト、タチアナ・ピ ニェイロ氏は中銀の決定後にジャーナリストとの電話会議で「0.5ポイ ントの利上げペースが今後の会合で継続することはなく、利上げ局面終 了が近いことを一段と明確にする狙いがあった」と分析した。

ブラジルの過去2年間の成長率はこの10年余りで最悪となってい る。中銀は企業景況感を押し上げるとともに、レアル安などで悪化した 物価情勢に対処するため、昨年6回連続で政策金利を引き上げ、過去5 回の会合では0.5ポイントの利上げを実施した。キャピタル・エコノミ クスの新興市場担当チーフエコノミスト、ニール・シアリング氏による と、昨年12月の消費者物価の急上昇で中銀は利上げペースを緩める余地 が小さくなった。

2013年12月のインフレは燃料コスト高を背景に加速。消費者物価の 前月比上昇率は0.92%と、03年4月以来の大きさとなった。前年同月比 では5.91%の上昇となり、12年12月の5.84%から加速した。トンビニ中 銀総裁はインフレ率の押し下げを目標に掲げるが、逆風が吹いている。

15日のサンパウロ市場では、スワップ金利(15年1月限)が4ベー シスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し10.74%。レアルは0.4% 安の1ドル=2.3594レアル。

原題:Brazil Lifts Rate to 10.5% as CPI Defies Biggest Rate Rise (2)(抜粋)

--取材協力:Dominic carey、Daniel Grillo. Editors: Robert Jameson, Randall Woods

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